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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica13-B橙石楠花騎士隊〜Mission〜
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の高層マンションを襲撃したの。そっちにはセレスとルミナに行ってもらってる」

「そっか・・・」

しばらくぶりに活動を再開した仮面持ちが付近に3人も現れた。マイスターとアイリが助けた馬鹿野郎を殺そうとし、その仲間を殺した理由って一体どんな・・・。ううん、そんな事は後で知ればいい。

「今行くからね!」

地を蹴って一気にマイスター達の居る階層へと向かう。また壊れた外窓から事務所に入って、「マイスター!?」を呼びながら駆け回ってると、またドォーン!って轟音が「下!?」から聞こえてきた。

「あそこ・・・!」

休憩所らしき部屋の床に大きな穴が開いてるのを見つけた。アイリもその穴から飛び降りて階下へ降り立うとしたけど、穴はさらに下の階、さらにさらに下の階へと続いてた。ひょっとしてさっきの4連轟音は、この穴を開けた時に出たものかも・・・。降り立った階層は、四面ある壁のうち一面が鏡張りになってる。

(ダンス教室ってところかな・・・)

床も壁もボロボロになっていて、出入り口のあるドアの壁にはこれまた大きな穴が開いていた。その奥から激しい剣戟音が聞こえてくる。マイスターと仮面持ちはこの階でまだ闘ってる。大穴を潜って廊下に出て、破裂した水道管から漏れる水でビシャビシャな廊下を走って、音の出所へと向かう。

「「おおおおおおおおおおおッ!!」」

2人の雄叫びが聞こえた直後、耳鳴りがするほどの剣戟音が鳴り響いた。そしたら目の前の壁が崩れて人影が吹っ飛んできた。それは「マイスター!?」だった。アイリはグッと踏ん張って、吹っ飛ばされてきたマイスターを抱き止める。

「マイスター!?」

――カタパルトヴィンデ――

「おー、アイリ。ありがとう、助かった・・・よ!」

目にも留まらない速さで飛来した何かからアイリを護ってくれるように、マイスターはアイリをグイッとその胸に抱き寄せてた。ほぼ同時に何か――鉄パイプがアイリ達の後ろの壁を穿った。

――ラケーテン・シュペーアU――

女神の護盾(コード・リン)!」

マイスターの防御術式の中でも2番目の硬度を誇るシールドが展開されて、ホント気付けないレベルの速度で突っ込んで来た仮面持ちの持つ槍が、ガキィーン!と甲高い音を立てて激突した。

「アイリ、頼む!」

「ヤー!」

「「ユニゾン・イン!」」

マイスターとユニゾンを果たす。つまりあの仮面持ちは、ユニゾンしないとまずいほどの実力者になる。そんな不安の中でも、頼られてるってことだから嬉しいって思っちゃうんだよね。

『氷結圏!』

アイリは氷結効果を強化する魔法を発動。マイスターのシールドに弾かれて後方に飛び退いた仮面持ちは、僅かに一切の行動を止めた。

「|絡み付く泉湖の水精《
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