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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica13-B橙石楠花騎士隊〜Mission〜
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、馬鹿野郎は「俺は、そう簡単には殺されねぇ!」って半狂乱に叫びながら、また銃口をマイスターに向けた。
「しかし二度目はないぞ?」
でも引き金は引かれることはなくて、マイスターがそう言いながら“エヴェストルム”で拳銃を弾き飛ばして、リングバインドで拘束した。馬鹿野郎は「ちくしょう! 殺されてたまるか!」ってもがくけど、魔力の無い一般人じゃマイスターのバインドを破る手段は無い。
「落ち着け! 俺は教会騎士団のルシリオンという者だ! 何があったのか教えてくれ!」
「ひっ! え?・・・ル、ルシリオン・・・!? ルシリオン・セインテスト!? 軍神と言われてるあの!? た、助けてくれ! 何でも喋るから、何でも教えるから、俺をアイツから助けてくれ!」
片膝立ちしてるマイスターがそう聞くと、馬鹿野郎はそう懇願した。むぅ、図々しいにも程がある。マイスターはコイツに撃たれてるのにそれでも「判った。必ず護る」って承諾した。アイリは納得できないまま、「マイスター。まずは自分の負傷を治して!」って懇願した。
「ん? ああ。とりあえず、ここから離れよ――」
マイスターがそこまで言いかけた時、トンっと足音がすぐ後ろから聞こえた。こんな気配を消して近付いてくるなんて、シャル達じゃ絶対にありえない。なら、考えられるのはただ1つ。
――パンツァーシルト――
マイスターとアイリは同時にシールドを背後に展開した。振り返り中、視界の端に映りこんだのは例の学生服と学生帽とマントと目出し帽、そして天狗の仮面っていう格好の仮面持ち。得物は2m近い槍1本。すでに刺突攻撃に入ってる後で、完全に振り向く前に穂先がまずアイリのシールドに激突。
「っ!!」
アイリのシールドは一切の抗いを見せないで貫通させられて、貫通した箇所から全体に向かってヒビが入って割れた。次にマイスターのシールドに激突。この頃にはマイスターは振り向き終えていて、穂先の向かう先である馬鹿野郎の腕を掴んでた。遅れて穂先とシールドが激突。
「っく・・・!」
(マイスター!? あ、右肩を撃たれてるから・・・!)
マイスターのシールドにもヒビが入るのが判った。この僅か1秒ちょいの間、アイリは思考を巡らせて、「うりゃっ!」って馬鹿野郎を蹴っ飛ばした。直後にシールドが破壊されて、穂先がアイリの脛を掠った。
「いっつ! この・・・!」
――氷結の軛――
「逮捕する!」
――
闇よ誘え
(
コード
)
、
汝の宵手
(
カムエル
)
――
アイリは仮面持ちへと氷結効果のある拘束杭を、マイスターは影の触手をあらゆる影から発生させて、蹴っ飛ばされて床を転がってる馬鹿野郎へ向かって駆ける仮面持ちへ打ち込もうとしたんだけど・・・
――風刃烈火――
振るわれた
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