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ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠
第三十三話 遊星とメイドと英雄(ヒーロー)
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「何故?簡単だよ。そいつを・・・・・兵藤一誠を殺す力を得るためだよ。」








「・・・・・・・・・え?」

誠治の答えにアーシアは己の耳を疑った

「そんな・・・・・そんな理由で裏切ったの?」

信じられないといった表情でそう問いかけるイリナ

「そんな?僕にとっては十分すぎる理由だよ。この屑のせいで!!僕がどれだけの屈辱を味わった事か!!!!本来なら僕が掴む筈の栄光を全て奪い取って、肝心の神器も僕に力を貸そうとしない!!!そんな時だよ、彼らの誘いを受けたのは。断る理由なんて何一つ無かった、ヴェルバーの侵蝕のおかげで今まで力を貸そうともしなかったドライグは僕の思うがままになっただけでなく考えられない程の強大な力を手に入れたのだからね!!僕は確信している・・・・・・この力を持ってすればそいつを・・・・・・兵藤一誠を殺す事が出来るってね!!!!ハーハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!」

イリナの問いにそう答え狂ったような笑い声をあげる誠治

「ふざけるな!!!!それだけの為に・・・・・・・それだけの為に赤いのを犠牲にしただと!!!!俺達二天龍にとってこれ以上の屈辱があるものか!!!!!!」

それに対してアルビオンが激しい怒りを露にする。当然だろう、神器に封じられてもなお戦い続けた宿敵であり好敵手であったドライグが誠治の身勝手な理由でヴェルバーに侵蝕されたのだ。これで怒りを抱かないわけが無い。そしてもう1人、彼に怒りを抱く者がいた

「愚弟・・・・・・誠治よ、貴様は救い様の無い屑以下の男だな。」

我らがハジケイッセーである。確かに彼自身恨まれるような扱いを彼に対して何度かやったりはしていた。それはイッセー自身も理解している事である。だが、自身への恨みを晴らす為だけに主であるリアスや仲間のオカ研メンバー・・・・・いや、地球の全ての生命を裏切ったのみならず自らの神器に宿るドライグを犠牲にするなど許せるわけが無かった

「落ちるところまで落ちた愚弟よ!!!!貴様は此処で地獄に叩き落してくれる!!!!」

そう言って戦闘態勢に入るイッセー

「俺達も戦うぞイッセー。」

「ああ、あの男は越えてはならない一線を越えたからな。」

そう言いながら戦闘態勢に入るアザゼルとヴァーリ。オカ研メンバー?リアス以下数名が誠治の裏切りによるショックで戦意喪失しているので戦えないでしょう

「ハハハハハハハハハハ!!!!雑魚が2人加わったところで我々ヴェルバーの尖兵に勝てるわけがないだろう!!!!」

「こっちは3人、そっちは2人。数ではこっちが上なんだぜ?」

「なぁなぁ俺達は?」

「俺らをわすれんなよ〜。」

アザゼルの言葉にそう反論する首領パッチと天の
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