第六千九百九十話 奈良時代の趣の中で
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第六千九百九十話 奈良時代の趣の中で
ドイツは日本に神妙なお顔でお話しました。
「俺はこの部屋に入った時点でだ」
「満足されたのですか」
「ここまで歴史を感じられるとな」
本当にというのです。
「満足だ」
「まだお料理は出ていないですが」
「それでもだ」
日本に微笑んで言うのでした。
「今の時点で来てよかったと思っている」
「そこまで言って頂き何よりです」
「僕達はもう何度も来ているからな」
「すっかり馴染みの場所になっているある」
「だからそうした感情はもうないわね」
アメリカ、中国、台湾は常連さんなのでもう普通になっています。
「奈良だけなく京都や大阪も」
「神戸もそうある」
「最近は他の場所にも行っているしな」
「そこまで親しめるとはな」
羨ましいことだとです、ドイツは思いました。奈良時代の頃の日本にも慣れる位親しめることが出来るからです。
第六千九百九十話 完
2018・4・23
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