ペルソナ3
2023話
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化け屋敷の中にいる事になる。
よって、美鶴は俺と共にそれなりに長い時間お化け屋敷の中にいる事になり……それで被害を受けたのは、当然のようにお化け役を任されていた生徒達だった。
まぁ、それでも俺達以外の悲鳴はそれなりに聞こえたりしてたので、このお化け屋敷もそれなりに悪いものではなかったのだろう。
結局はお化け屋敷のお化け達を嘆かせながら、俺と美鶴は次の出し物に向かう。
「ふむ、それなりに面白かったな。だが、出来ればもう少し迫力を……」
廊下を歩きながらそんな風に呟いているのを見る限り、美鶴としてはお化け屋敷はそれなりに楽しめたのだろう。
「さて、じゃあ次はどこに行く? どこか美鶴がお勧めの場所があれば、そこに行ってもいいんだが」
「そうだな。なら……1-Eにでも行ってみるか」
「何をやってるんだ?」
「写真展だ。クラスの皆で色々な写真を撮って、それを飾っているらしい」
「それだけを聞けば、学園祭当日には遊びたい連中が適当に展示物を作った、といった風に聞こえるけど?」
適当な展示物を作って、それを教室に貼っておく。
やる気がないクラス、遊びたい者が多いクラス……そんな者達がやるような展示に思えるが、まさか美鶴がそんな場所を勧めないだろうと考え、百聞は一見にしかずとばかりに、俺達は1-Eに向かい……
「これは、予想以上だな」
「だろう? 私も準備中の時に見たが、本気で凄いと思ったからな」
そこに展示されている写真は、夕日だったり、花だったり、蝶だったり……
非常に色々な被写体ではあったが、どう見てもその辺の素人が撮ったようなものではなく、ある程度の技術がある者が撮ったような、本物の写真が展示されていたのだった。
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