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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十話
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。その声は…衛司君…ですかっ!?」
聞き返してきたその声はやはり、ジョアンさんのものであった。じゃあもう一人は…ジョアンさんが言っていたミゲルさん、か…?
「…どうしてそんな姿に……」
「そ、それが…私達にもわからないのです。
あの…赤い煙に触れてから、病は治って村で過ごしていたんですが……なぜかはわかりませんが、村の中にいる事がひどく居心地悪く感じる様になって…いえ、村…だけじゃなく、この世に生きている事自体に…。自分で、自分の存在が分からなくなって……自分が今まで知っている自分でない気がして……」
どこか苦しそうに、淡々と説明していくジョアンさん。『自分が自分でない』……?一体……。
「――そうして、次に意識がハッキリした時には檻の中でした。私は、この異形の姿になって暴れていたらしいのです」
「――俺も…ジョアンと同じです。赤い煙に触れて、病気が治った後…ジョアンと同じ様に体が変化を始めて…。もう、村には置いておけないと…。でも、確かに…俺の身体はもう人とは違う様だ…人の中じゃ、生きていけないんだろうよ。
――ああ、これから俺達はどうすりゃいい!?ここに残って死ぬのを待つしかねぇのか…!?」
淡々と説明した後、苦しそうに、どこか悔しそうに言葉を出すジョアンさんとミゲルさん。願いを叶える赤い煙。それを受けた結果とはいえ……いくらなんでもこんなのって……っ!!
自分の何も出来ない悔しさに思わず舌打ちをしてしまう。
――その時……。
「……………」
「……メリア…?」
隣で黙っていたメリアが歩き出し、二人の前で止まる。僕達が不思議気にメリアを見ていると…それは起こった。
「――ぇ……っ!?」
「「!?」」
突如、メリアの両手が光り出し、そのまま辺り一面が眩い光に包まれ、僕達は思わず目を塞いでしまう。
そして次に目を開くと……ジョアンさんとミゲルさんの姿は…先程の異形ではなく、元の人の身体に戻っていた。
「これは……っ!?」
「人の…、元の姿に!!ああ、あなた方には助けられてばかりです!ありがとうございます!!」
「凄い……メリア、これは…君がやったのかっ!?」
その場の全員が驚いた様子でメリアを見る。メリア自身はどこか疲れたのか…フラフラと此方に向き直る。……って、危なっ!
「……わからな……い…っ」
「メリアっ!!」
言い切り、崩れかけるメリアに駆け寄り、倒れる前になんとか支えた。
……眠ってるみたいだ。
「…よく分かんないわね。無意識なのか…コイツの力なのか」
「少なくとも
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