第15話。変人と友人。
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教科好き。)
死角ありまくりである。
「勝った〜」
「ちょっと待ったぁあ!!」
凛ちゃん。猫がかぶれてないぞ。
「可笑しいわよね?可笑しいわよねぇ?これで負けとか納得いかないわ!」
凛ちゃんはぬこふぇいすを床に叩きつけて抗議を行う。
「何言ってるんや。俺はちゃ〜んと5教科って言ったで?」
「グゥッ・・ねぇ、貴方達も納得いかないわよねぇ?」
周りのクラスメイトを味方につけようと、撫で声で脅迫と言う名の質問をする凛ちゃん。
必死である。クラスメイトも必死に首を縦に振る。美人の笑顔(黒い)には凄味があるのだよ。
「凛ちゃん。負けは負けやで?それともそんなに茶うけ買うのが嫌か?遠坂家の人間は金払いが悪いのぉ。」
「くっ、屈辱ね・・いいわ。茶うけの1つや2つ!どうと言うことはないわ!!」
「凛ちゃんかっけー」
クラスメイトは「頼むから巻きこまんでくれ」と、心を一つにしたそうな。
短縮授業に入る前の放課後、同好会には凛の姿が見えた。
「今日は何するの?」
物を作ることに意外にハマった凛であった。最近の趣味はパッチワーク。おばちゃん臭いと言ってはいけない。
「今日は、珈琲作っておしまい。」
「えー。」
「しかし!映画鑑賞を始める!!」
「映画?」
そう。映画である。何せテレビもない。パソコンもない。電話は黒電話。と言う家に住んでいる凛。
AV機器が全くないのである。昭和ですらない。カラーテレビぐらい置いておけよ。
「ジブリ見るでジブリ。」
「じぶり?」
そうジブリである。有言実行なのですよ。
「手始めにトトロからや。」
観賞中〜
「どうやった?」
「ん・・まぁ。面白いんじゃない?」
首を一回も動かさんで集中してた癖に何を言う。
「心が温まるよね。ぽかぽかする。」
「・・・・そうね。」
「夢だけどー!!」
「・・?・・・っ!夢じゃなかったー!!」
「夢だけどー!」
「夢じゃなかったー!」
ノリのいい凛であった。その後、トトロのぬいぐるみを作って凛ちゃんにあげた。
いらないけど、別に貰ってあげてもいいわよっ。とか言われた。ツンデレ乙。
生徒会選挙と言う名の出来レースもおわり、短縮授業もおわり、速いことで終業式。
一成は生徒会に書記として入った。応援演説してくれって頼まれたけど全力で凛ちゃんに押し付けた。
二人とも嫌がってたけど、俺が褒めまくって押しまくったらヤル気にやってた。ハッハッハ、二人とも単純だな。
通知表が帰ってきた。けど
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