第15話。変人と友人。
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
6月の雨と湿気がうざくなる数日が過ぎ、7月初頭、期末テストが近くなる頃の話。
「シロちゃん1年で唯一、7月下旬の大会に出られるんやって。」
「へぇ。すごいじゃない。」
「最近の練習きつくてテスト勉強が面倒ってゆうてたわ。」
しかし、普通ではない衛宮家では魔術による治療により、一日の疲れをある程度取ってるので、他の子に比べて辛くないだろう。
疲れを全て取らないのは、姉ちゃん曰く、自然治癒力を強めるためとのこと。
疲れ切った体を魔術である程度治療することにより、「このぐらいは回復する。」と体に覚えさせ、さらに超回復を誘発する。
・・・・どんどんシロちゃんが遠い存在になっていきそうな予感。
「士郎?確か・・・・」
「俺の双子の弟や。めっちゃいい奴やで?多分一成も気にいるわ。」
「そうか。会うのが楽しみだな。」
そう言ってイケメンスマイルをする一成。ヤメテよね。そんな顔されたら、衝動的にビンタしたくなるだろ?
「シロちゃんなら全国いけるで?全国行ったら家族で応援に行くんよ。」
「フッ、それはいいな。」
またもやイケメンスマイルをする一成。なんだ?ツッコミ待ちなのか?ビンタして欲しいのか?
「それよりも、私たちは期末テストよ!」
「え〜またヤル気なん?」
「当ったり前でしょ!?負けたままでは遠坂の名が廃るわ。」
名門のプライドって奴ですかい?いやいや、ただの負けず嫌いでしょう。
しかし凛ちゃんオーラはそのただの負けず嫌いですら、魅力に変えてしまうから怖い。ほら周りのみんなが見とれてる。
「ならば、俺も参加させてもらおう。」
「へぇ、また負けに来るのね?」
「フッ、次は君が負けるのさ。」
「ほなら5教科合計でいっちゃん上の奴が勝ちや。ビリはまた茶うけな。」
凛は思った、
授業中寝てばかりのこいつには絶対に負けん!アベレージ・ワンの名に賭けてぇえ!!
・・・・と
ドモン・カッシュも顔負けの熱血漢である。
そして、運命の日(タダのテスト返却日)が訪れた・・・・
凛。5教科合計497点。平均99.4点。9教科合計897点。平均約99.7点。
一成。5教科合計498点。平均99.6点。9教科合計883点。平均約98.1点。
晋吾。5教科合計500点。平均100点。当たり前。
9教科合計680点。平均約75.6点。何が起きた・・・・
美術30点(配分30点の絵しか描いてない。熱くなりすぎた)音楽30点(完全に遊んでいた。歌うのは得意。)
体育20点(ノー勉かつ、前世とは微妙にルール等が変わっていた。)家庭科100点(実はこの
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ