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おぢばにおかえり
99部分:第十四話 騒がしい中学生その四
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の考えらしいです。普通は男の子が日様で女の子が月様らしいです。私には違和感あるんですけれど、男の子が日様っていうのは。
「だから。照らされるから」
「別にいいのね」
「そうなのよ。誰かを照らす為にはいつも丈夫じゃないと」
「千里も飲むのなら二十からな」
 お父さんもここで言ってきました。
「わかったな」
「男の子はいいのね」
「男の子は中学生に入ってからこっそりとだ」
 どうもお父さんはそうしてきたみたいです。それってかなり悪いと思うんですけれど。
「わかったな」
「わかりたくないけれどわかったわ」
 一応はそう答えはしました。
「女の子にとって損だと思うけれど」
「女はおみちの土台よ」
 またお母さんの言葉です。
「それはいつも言ってるじゃない。おみちは女の人あってこそよ」
「ええ」
 寮でも結構言われます。本当に教会とかだと女の人の方がかなり大変です。お父さんはあまり何もしなくてお母さんばかり動いて。女の人が会長さんやっておられる教会も多いんですよ。
「だからね。しっかりしないと」
「ええ。それにしても」
 またあの子をちらりと見ます。

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