猫娘と雄英体育祭編
NO.029 出久と飯田の戦い
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仕掛けた。
足をいきなり止めて、飯田が走り抜ける場所を予測して照準を定めて空気を吸い込む。
飯田はくるか!と走りながら身構える。
「にゃあああああああ!!!!」
出久のハウリング・インパクトの衝撃が飯田へと迫る。
だが、飯田はこの瞬間を待っていた。
たとえ衝撃だと言っても当たらなければどうということはない。
なんとか掻い潜ってここでついにレシプロバーストを展開した。
「レシプロバースト! うぉおおおおおおお!!」
狙いはやはり出久の場外狙い。
すばやく服を掴もうとして……その手は空を掴んでいた。
「なっ!?」
レシプロバーストでまだ加速中の飯田はすぐに振り返るが、そこには子猫の姿になって回避していた出久の姿があった。
「くっ! またしても同じ手を食らって!! だが!」
まだ8秒の時間があった。
その間に決める!そう心を決めた飯田だったが、そこで出久は子猫の姿から一気にまるで虎の様な人間と同じ大きさに変化して飯田に向かってタックルをかました。
これによってさらに小回りが利くようになった形態だ。
「ぐっ! そのような中くらいの変化も出来たのか!?」
「にゃう!!」
タックルをかまして飯田が吹っ飛ばされてレシプロバーストも時間オーバーで終了してしまい、出久はそのまま人の姿に戻ってワン・フォー・オールを使って飯田を思いっきり殴り飛ばして地面に倒れたところを馬乗りになって押さえつけて爪を出して顔の前に晒しながら、
「これで……決めかな?」
「確かに……もうレシプロバーストを使いきってしまっては俺は太刀打ちできない。降参だ……」
「飯田君! 降参によって緑谷さんの勝利!」
それによって出久の決勝進出が決定した。
峰田とかが「飯田ぁ、馬乗り羨ましいぞ!」と叫んでいたが特殊性癖を患っているものしか反応していなかったり……。
出久がすぐに始まるだろう決勝戦を控え室で爆豪の戦いを見ながら、見学していた。
爆豪と常闇の戦いは先ほどとは違い、終始常闇の防戦一方だった。
出久はそれはどうしてか?というのはすぐに気づいていた。
「かっちゃん……無意識に常闇君の弱点を分かってる」
そう、常闇の弱点は炎、光と光る物なのだ。
闇を保つことが出来ずにどんどんと黒影が弱くなってしまうのだ。
だからたとえ暗闇の中でも光系の攻撃を受けてしまえばすぐに弱体化してしまう。
そこをどう克服するのかが今後の常闇の修行次第だろう。
そしてあっという間にフラッシュをくらってしまい、爆豪に押さえつけられる反対の手で爆破をし続けられてしまい降参した。
『爆豪の勝利! これにて決勝戦への切符を掴んだ二人が決まった!!』
プレゼント・マイクがそう叫ぶ中で、爆豪
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