第十八部［Fate物語］
原作開始前
外伝さんじゅういち［転生？］
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をどこに導く気なんだろう？
・・・
ギルが王位を継承することになった。
師匠に今までみたいに会いに来れないことを伝えないと。
・・・
卒業試験と称した戦闘訓練。
内容は師匠を円の外に出すっていう簡単な内容。 （難易度は恐ろしく高いけど。
二人掛で魔術も武装も使わない師匠をギリギリで追い出せるレベル。
人類にとってちっぽけな一歩でも私達にとっては偉大な一歩だったな。
卒業試験の合格の証で貰った武具って確実に英霊化して呼ばれた時に宝具化すると思うの・・・
何あの性能。
・・・
師匠をウルクに招待したんだけど
シャムハト相手にいつも鉄面皮の師匠の表情が緩んだ気がする。
なんか悔しい。
私相手にも変わった事無いのに。
・・・というか、神に設計された完璧な見た目の私達を超える魅力を持つ人間ってなんだよ・・・
彼女が英霊化されたらカリスマ［魅力］：EXとか付いてそう
・・・
ちょっと
ギル、
OHANASIです。
ギルが相手に惚れて結婚式会場から花嫁を攫うならまだ許せるけど、
相手の絶望する顔が見たいからって花婿の目の前で花嫁の純潔を奪おうなんて・・・
そんな悪趣味な事は女として許せるわけがないでしょう。
「我が誰を抱こうが、我には関係無かろう」
「絶望する顔が視たいなんて理由で花婿から花嫁を奪おうなんて何を考えているの」
「民は我が財だ、財をどうしようと我の勝手だ」
「そんな事を考えるギルなんて大っ嫌い」
「え・・・」
「え？」
ああ、
ギル
ギル・・・
あんなに血が、
腕も千切れてるし。
「師匠、師匠！！ギルを、ギルを助けて」
「任せてお休み」
私の意識はそこで途切れた。
・・・
目が覚めたらギルと同じ部屋で寝かされていた。
師匠がベットの前で紙製の本を読んでたんだけど・・・え？
この時代に紙製の本って・・・
題名が【恋する乙女は片手で竜をも殺す】なんて題名だったけど。
私が目が覚めたのに気が付いたのか師匠が本を何処かに仕舞っていた・・・後で読めないだろうか？
喧嘩の原因を聞かれたから答えたら、
師匠が
「甘やかしすぎただろうか？」
なんて小声で言ってたけど、
私が知る中だとあれより厳しい修練は無いと思うんだ・・・
・・・
師匠が鍛えなおすなんて
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