第二十四幕:のんびりさんの虹
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と一緒に作れるといいな♪」
時崎「え!?」
七夏「えっと、おむすび☆」
時崎「あ、おむすび・・・そうだね」
七夏「はい☆」
この心拍数を上げてくれる七夏ちゃんの倒置法に、不意打ちされてしまう。でも、七夏ちゃんの表情はとても嬉しそうだ。このような状況を、沢山の思い出として作ってゆきたくなった・・・これからも七夏ちゃんと一緒に・・・。
七夏「??? どうしたの? 柚樹さん?」
時崎「え!? いや、なんでも。おむすび、とっても美味しいよ!」
七夏「くすっ☆ ありがとうです♪」
時崎「凪咲さんは?」
七夏「えっと、少しの間、お出掛けみたいです☆」
時崎「そう」
七夏「お母さんに何かご用ですか?」
時崎「いや、特には・・・」
・・・やっぱり、さっきとは少し違う「気まずさ」を覚えたため、俺はさっと昼食を済ませて部屋に戻る事にする。
時崎「七夏ちゃん、ごちそうさま!」
七夏「はい☆」
再び部屋に戻って、とびだすアルバムの制作作業の続きを行う。必要な素材から最終的な候補をレイアウトしてゆく。素材は印刷して使うので、なるべく無駄がないように隙間を埋めてゆく。
時崎「これを、印刷しなければならないな」
これから先も七夏ちゃんとの思い出や素材は増えてゆくと思うので、まだ現状の状態で完成させるのは早い。ただ、とびだすアルバムとして、考えたデザインが本当に上手く出来るか確認するという意味で、試作は作っておきたいと思った。俺は、写真屋さんへ出かける為に再び一階へ降りる。七夏ちゃんは、和室でのんびり過ごしているようだ。小説を読んでいるのかな?
時崎「七夏ちゃん!」
七夏「あ、柚樹さん☆」
時崎「あれ? お出掛けするの?」
七夏「いえ、そういうわけでは・・・どおして?」
時崎「七夏ちゃん、浴衣姿から着替えているみたいだから」
七夏「くすっ☆」
七夏ちゃんは青い花柄のワンピースに着替えていたので、お出掛けでもするのかと思ったのだけど、違ったみたいだ。
時崎「俺は、ちょっと出掛けてくるよ!」
七夏「はい☆」
時崎「七夏ちゃんも、一緒にどうかな? すぐお出掛けできる格好みたいだし」
七夏「えっと、ごめんなさい。お留守番・・・お母さんが帰ってくるまで」
時崎「お留守番か・・・それで、ここで本を読んでたんだね」
七夏「はい☆」
時崎「何か買ってくる物とかあるかな?」
七夏「ありがとうです☆ 今は特に大丈夫です☆」
時崎「そう、じゃ、出掛けてくるよ」
七夏「はい☆ お気をつけて」
時崎「すぐ戻るよ」
七夏「くすっ☆」
写真屋さんへと急ぐ。
MyPadでレイアウトした素材を印刷できるか相談してみる。
時崎「すみません」
店員「いらっしゃいませ。あ、申し訳ございません。写真は
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