三枚目
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さ?
「取り敢えず神器を出してみろ。
そうだなぁ…自分が一番強いと思うキャラの真似してみろ。
子供の神器所有者なら大抵はこの方法で出るから」
原作主人公がやってたやつか…強いやつねぇ…ノゲノラのジブリールとか?
やってみるか…
「ふうぅ…」
目を瞑り、手を空高く掲げる。
イメージはノーゲームノーライフ四巻でジブリールが使った天撃…
自分の手の中に周りの力を集めるイメージ…
ふわりと、風が起こった気がした。
大地を流れる精霊回廊から力を引き出す。
周囲の全ての精霊を搾取しつくす…
それを収束、圧縮する…
「お、おい、篝、なんだ…それは…」
もっと、もっとあつめて…
「おい!篝!」
ん?アザゼルがなんか言ってるな…
「篝!」
「なに?アザゼル?」
「上を見てみろ」
上………………なぁにこれ…
掲げた手の上には剣や槍というには余りにも不定形な光の柱があった。
「ねぇアザゼル、これが俺の神器?」
俺の神器って天撃?
「違うだろうな…ソレはお前がイメージで周りのエネルギーを根こそぎ集めた結果だ…
何を想像したかは知らんしどうでもいいが…どうする気だソレ?」
「どうしたらいいと思う?」
「三十秒、そのままで保持できるか?」
「うん」
「待ってろ、朱乃は篝の後ろにつけ、絶対前に出るなよ!」
「わかりましたわ」
アザゼルはホールの入り口とは反対方向のゲートを開けた。
「篝!このゲートから外に向かって撃て!」
よ〜し、じゃぁ、撃つか!
「天撃、参ります!」
俺はゲートから光の柱を投げた…
どんどん進んでいって…
ちゅっどぉ〜ん! と爆音が響き、閃光が迸る。
あ、山が吹き飛んだ…どうしよ…
「どうしよ…アザゼル…」
「なに、あそこは誰も住んでねぇから大丈夫さ」
え?そんだけ?
「いいの?」
「戦闘抂が暴れたらもっと行くんだから気にすんな」
「わかった」
「良かったわね篝」
ところで…
「俺の神器は?」
ぴーぴー!
何の音だ?
ガチャ、あ、電話の音か。
「俺だ、………ああ………問題ない……ちょっとした事故だ……ああ……そうか……ああ……わかった……ああ…そうだ……すぐ行く……」
ガチャ…
「今のでちと呼び出しを喰らっちまった。
なに、安心しろお前の事は黙っとくから」
「呼び出し?総督なのに怒られるの?」
「総督って言っても飾りみたいな物さ。
一応色々な最終決定権は有るが合議制だからなぁ…」
「てことは俺の神器はお預け?」
「ああ、何が起こるか分か
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