三枚目
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じゃぁこっちだ。
あ、お二人さん、朱乃も連れていくんでどうぞごゆっくり〜」
え?あの、状態で放置?今にもおっ始めようって雰囲気なのに?
ん?アザゼルが端末を出した、誰にかけるんだ?
「ベネムネか?……ああ……一つ空いてるか?……空いてる?……わかった、バラキエルと奥さん放り込むから……ああ……頼んだ」
「ねぇねぇアザゼル、どこに電話したの?」
「さっき鞭持ったねーちゃんが居ただろ?
アイツの部屋を朱璃さんに貸すんだよ」
なるほどプレイルーム(意味深)ね。
「おいバラキエル」
「なんだアザz…ごふぅ!」
おおぅ、見事なリバーブローだ…
「アザゼル……きさ……ま…」
「朱璃さん部屋を用意しましたので此方の魔方陣でどうぞ」
「あらあら、お手数かけてすみませんアザゼルさん」
「いえいえ、これくらいどうってこと無いですよ」
「ではお言葉に甘えて」
で、連れてこられたのは大きなホールだった。
といっても所々に機材が置いてある。
「よーし二人とも先ずは神器を持っているかを検査するぞ。
そこのベッドに横になってくれ。
大丈夫、危なくはないから。
さぁ、どっちからやる?」
アザゼルが示す方向にはMRIみたいな機材があった。
「では私から、姉ですもの」
「わかった篝もいいか?」
「うん」
姉さんがベッドに横になる。
うぃ〜ん、と気の抜けるような音を出しながら機材が動き、姉さんをスキャンしていく。
「三十秒くらいで終わるぞ」
というアザゼルの言葉の通りすぐに終わった。
「あ〜、残念と言うべきか良かったと言うべきか朱乃には神器は無いようだ」
「そうですか…」
姉さんは残念そうにしているけど神器ってたしか…
「まぁまぁ、そう落ち込むなよ。
それに神器持ちは狙われる可能性だってあるんだからな」
「じゃぁ篝は大丈夫なのですか?」
「ん?流石に教会も悪魔もバラキエルの息子に手は出さんだろう。
そんな事をすれば今度こそハルマゲドンだな」
冗談っぽく言ってるが内容が笑えんな。
「さて、次は篝だ、朱乃と同じように横になってくれ」
「はーい」
俺もMRI擬きに横になる。
さっきと同じようにスキャンされていく。
「ん?あ?どうなってんだ?」
なんだ?なんかあったのか?聞いてみるか…
「どうしたのアザゼル?」
「あ、ああ、少しおかしな結果が出てな。
悪いがもう一回いいか?」
おかしな結果ねぇ…聖と魔とかか?
「別にいいよ」
「じゃぁ二回目行くぞ」
再びMRI擬きに横になった。
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