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蒼穹のカンヘル
二枚目
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に聖書の神は「アザゼル!」はいはい。
でもネタは最後までやるもんだぜ」

アザゼルェ、ちょっと迂闊じゃないか?

いいのか?堕天使総督がそんなので。

「いいから来い、篝、そのまま続けていろ。
お父さんはこのおじさんと話がある」

あ、父さんがアザゼルを引っ張って行った。

とりあえず続けよう。

side out














side AZAZEL

バラキエルの奥さんの家に行ったら何故か神社の裏手に連れてこられた。

「なんだよバラキエルこんな所に連れてきて」

コイツそんなに息子が大切なのかねぇ。

確かに『おっパブで天使を堕とそう作戦』なんてのを幹部会に上げたが…

まだ怒ってんのか?

「アザゼル、篝を、どう思う?」

はぁ?

「どうって、普通の男の子だろ」

そう、普通の男の子だ、ただの人間の男の子だ。

「篝に何か感じたりは?」

「俺はショタコンでもホモでもない」

「そういう事ではない!篝に神器が有るか調べられないか?」

「何でわざわざそんな事をする?」

「翼だ、篝には翼がない。
それに気づいてないのか?
お前が言ったように篝は普通の男の子だ」

「!」

俺はハッとした、そうこのバラキエルの息子が普通の男の子の筈がないのだ。

「お前の息子に神器があり、それが堕天使の力を抑えていると?」

「それ以外に何がある」

堕天使の力の源である翼が無いとすると…

「力を抑え込む神器か…封印系統か?
それとも幻獣系統でそちらが勝って…いや、だとしたら気配が…」

少なくとも神滅具では無いはずだ…

「アザゼル、何か思い浮かんだか?」

「いいや、全くだぜ」

「そうか…」

おいおい、そんなため息吐いてくれるなよ。

「俺は万能じゃないんだぞ」

「神器マニアのお前ならと思ったが…」

「あれは聖書の神が創った物さ。
たかが一披造物の俺が見ただけでそこまで判るかよ」

「そうか…」

「見ただけではな」

「アザゼルまさかお前…」

「ああ、そうさ、早い内にパパの職場を見せとくのも良いとは思わねぇか?」

「しかしだな…」

「まぁまぁ、家族旅行だとでも思っとけよ。
堕天使領の入領許可証は出すからよ。
総督直々だぜ」

俺のサインがあれば大抵はなんとかなるからな。

「ム…いいだろう」

「なら行こうか、堕天使領グリゴリ本部」

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