第40話 暗躍する影
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まったと思い目を閉じた。でもゆっくりと目を開けるとそこに映った光景は封じの宝杖と銃を撃ち抜かれて唖然としていたダルモアだった。
「い、一体何が……」
「間一髪だったね、エステル君」
体が動くようになったので背後を見てみるとそこにはなんとオリビエがいた。
「ど、どうしてあんたがここに……」
「昨日ダルモア市長の秘書君から別荘地の話を聞いてね、興味があったから市長邸を訪れていたのさ。でも先客がいたようだから一階の客室で待ってたんだ。そしたら何やら騒がしくなったからつい覗いてみたら君たちがいて銃を突きつけられていたじゃないか。だから咄嗟に怪しい杖と銃を撃ち抜かせてもらったよ」
「あんたはもう……でも最高のタイミングよ!」
あたしは唖然としていたダルモアにスタッフを叩き込んで気絶させた。
「まったく……あんたの悪だくみもここまでよ!!」
こうしてダルモアはお縄に付くことになった。
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side:リィン
「皆さん、本当にありがとうございました」
俺はルーアンの発着場に集まってくれたエステルさんとヨシュアさん。オリビエさんやテレサさんや孤児院の子供たちに挨拶をしていた。ダルモアが逮捕されたことによって孤児院の人たちが襲われることはなくなったので俺はフィーを連れてロレントに帰ることになった。
「フィルお姉ちゃん……寂しいよ……うわ〜ん!」
「僕も嫌だよ……」
「ポーリィ、ダニエル……」
子供たちがフィーとの別れが嫌だと泣き出してしまった。
「もう、二人とも。お姉ちゃんにも帰る場所があるんだからちゃんと笑顔で見送って……みおく…あげな……うえぇぇぇ……ぐすっ……」
「マリィ、ごめんね……」
子供たちの中で一番しっかりしたマリィも泣き出してしまった。フィーは三人を抱きしめると必ず会いに来ると約束した。
「……なあ、ちょっといいか?」
「クラム?」
するとクラムがどうしてか俺に話しかけてきた。何やら二人っきりで話したいことがあるらしく俺は彼と共に少し離れた場所に移動した。
「それでどうしたんだ?」
「その……ごめんよ。オイラ、あんたに色々酷い事を言って……オイラ、見てたんだ。フィルとあんたと金髪の兄ちゃんが夜中にあの黒い奴らと戦ってたのを」
「起きていたのか……」
「うん、トイレに行こうとしたら偶然見ちゃって……あんたはオイラ達を守ってくれたのに、オイラ……」
クラムは本当に済まないといった表情で謝ってきた。この子はちょっと素直になれないだけで心優しい子なんだな。
「クラム、俺は気にしていないよ。君
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