第40話 暗躍する影
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最後まで往生際の悪い奴ね、まあいいわ。こいつらをさっさと片付けて孤児院の皆に謝らせてやるんだから!!
「行くわよ、ヨシュア!クローゼ!」
「了解!」
「大切な孤児院を壊したこと……絶対に許しません!」
あたしたちは武器をかまえて魔獣に向かっていった。
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「はぁ……はぁ……どんなもんよ!」
何とか魔獣を撃破したあたしはダルモアにスタッフを突きつけた。
「あんたの負けよ、ダルモア!」
「遊撃士協会規約に基づきあなたを現行犯で逮捕します」
あたしとヨシュアがダルモアに負けを認めるようにいうがダルモアは不敵な笑みを浮かべた。
「ふふふふふ……こうなっては仕方ない。奥の手を使わせてもらうぞ!」
ダルモアは杖のような物を取り出した。何をする気か知らないけどさせないわよ!
「時よ、凍えよ!」
ダルモアが持っていた杖が怪しく光るとあたしたちの体の動きが止まってしまった。
「か、身体が動かない……!」
「こ、これは導力魔法なのか?」
「ち、違います。これは恐らく『古代遺物』の力です!」
古代遺物?それっていったい何なの?
「ほう、クローゼ君は博識だな。これぞ我がダルモア家に伝わる家宝、『封じの法杖』……一定範囲内にいる者の動きを完全に停止させる力があるのだよ」
「な、なんてデタラメな力なの……」
「こんな強力な古代遺物が教会に回収されずに残っていたのか……」
身体が全く動かせない、こんなの反則じゃない……!
「さてと、君たちの始末は私自らが行ってあげようじゃないか。光栄に思うがいい」
「だ、誰がそんなことを……」
ダルモアはそう言うと銃を取りだしてあたしたちに突きつけてきた。
「まずは生意気な小娘から死んでもらおうかな」
ダルモアはまずあたしから始末しようと銃をあたしに突きつけた。ま、まずいわ、このままじゃ……
「汚い手で……エステルに……」
「なに?」
「汚い手でエステルに触るな……!もしも毛ほどでも傷つけてみろ……どんな方法を使ってでもあんたを八つ裂きにしてやる……!」
ヨシュアは今まで見たこともない様な表情を浮かべてダルモアを睨みつけた。こ、こんなヨシュア見たことない……
「ゆ、指一本も動かせん癖に粋がりよってからに……いいだろう!貴様から始末してやる!」
ダルモアはそう言うとヨシュアに銃を突きつけた。
「や、やめて!だめえええぇぇぇぇぇ!!」
バキュンッ!
銃声が鳴り響きあたしはヨシュアが撃たれてし
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