第40話 暗躍する影
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」
「焦るな、数ではこちらが勝っている。数人で抑え込んで村に向かえ!」
リーダー格の黒装束がそう言うと彼以外の黒装束がリィンとフィーに向かっていった。その隙にリーダー格の男が村に向かった。
「所詮は子供だ、寄付金さえ奪えば……!?」
リーダー格の男が村の入り口にたどり着こうとした時、光の弾丸が放たれてリーダー格の男に直撃した。
「ぐわぁっ!?これはフォトンシュートだと!?一体だれが……」
「真打ち登場ってね」
近くにあった木々の陰からオリビエが現れた。リーダー格の男にアーツを放ったのはオリビエのようだ。
「仲間がいたのか……」
「村の入り口は二つあるからね。片方は僕が見張っていたんだけど騒ぎが起きたのでこっちに駆け付けたって訳さ。遊撃士協会にはとっくに連絡がいってある、観念した方がいいよ」
「時間をかけ過ぎたか……だが捕まるわけにはいかん!」
リーダー格の男が懐から閃光手榴弾を出すと地面に叩きつけた、すると強い光が辺りを包み込みリィンたちが目をあけると黒装束たちはいなくなっていた。
「……逃げたか。かなり訓練されているみたいだな、まるで猟兵だ」
「いいのかい?彼らを逃がしたりしても」
「これ以上は俺たちが深追いすることはできません。あいつらが逃げた先はフィルが追ってますし駆けつけてくる遊撃士の方には上手く誤魔化しておきますよ」
「……しかし何者だ、君たちは?あまりにも場慣れしているが本当に唯の剣士なのかい?」
「それはお互い様でしょう、あなただって唯の旅行客ではないんじゃないですか?」
探るように見てくるオリビエさんに俺も探るような視線を送った。
「……分かった。ここはお互い探りあうのは止めておこう。僕としては君とは友好的な関係でいたいからね」
「……感謝します」
その後俺たちは駆けつけてきた遊撃士……まあエステルさん達だったんだけどオリビエさんと僕が夜中に出歩いていたら奴らを発見して逃げて行ったという嘘を、後フィーが奴らの行き先を探っておいたのでそれも誤魔化しを交えながら説明して後は彼女たちに任せる事にした。
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side:エステル
夜中にマノリア村の『白の木蓮寧』からオリビエが連絡をしてきたので何事かと思ったがなんと孤児院を放火した黒装束たちがマノリア村を襲おうとしたらしいの。
あたしたちは直にそこに向かうとオリビエとリート君がいて詳しく話を聞いてみるとオリビエが酒場でお酒を飲んで火照った体を冷やすためにリート君を連れて外を散歩していたら村の入り口で黒装束が現れたようなの。
そいつらはリート君達を見るとバレンヌ灯台の方に逃げて行
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