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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と雄英体育祭編
NO.028 思いは唐突に
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に迷惑をかけるな!」
「そうだてめぇ!」

そこになぜか割り込んでくる爆豪。

「さっきから黙って聞いてりゃ都合のいい事をグチグチと!」
「ほう……爆豪といったな? 君も緑谷の事が好きなのかね?」
「ばっ!? バカ言ってんじゃねーよ! 誰がこんなクソナードの事なんか!」

自ら突っ掛かっていって盛大に自爆をする爆豪。
エンデヴァーは内心で「これは面白いな……」と思う。
さすがにエンデヴァーの方が歳も経験も年季も格上なために、素直になれない男子二人とも思うことが出来たために、

「ははははっ! そうかそうか。俺はお節介だったわけだな。早々に立ち去るとしよう。あ、そうそう。緑谷、職場体験はぜひ俺のところに来てくれ。面倒を見るぞ」

と、豪快に笑いながらその場を後にしていったエンデヴァー。
だが出久の心にある意味爆弾を投げまくった結果となったために、お茶子に泣きついていた。

「う、麗日さん……僕、どうしよう!?」
「うんうん。デクちゃんはなんも悪くないよ……今はゆっくりと考えようね」

と、出久の頭を撫でてやりながらも轟と爆豪に睨みを利かせるお茶子はこう話す。

「轟君に爆豪君……デクちゃんを泣かしたら承知しないよ?」
「麗日さん!? それ、どういう意味なの!? ねぇ!?」

と、お茶子は出久の心が決まるまでは出久の事を守ろうとそこで思い至った。
もう、なんというかカオスな状況になりつつある中で、

「なんだよ……なんなんだよ!? これはよ!」

と、爆豪は想定外の状況に混乱の極みだった。突っ掛かっていってしまった自業自得である。

さらにはそれを蚊帳の外で見ていた峰田が、

「おいらもあの輪の中に入りてぇ……」
「諦めろ峰田……次元が違うぜ」

と、砂藤に慰められていた。
もし、次の試合が飯田の場合ではなくこの場にいたら、風紀の乱れだと嘆いていたのだろうか……?いや、さらにカオスになっていたかもしれないだろう……。



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