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転生とらぶる
ペルソナ3
2022話
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たのは間違いない。
 ともあれ、俺とゆかりの2人は離れていたが、それでもこんな教室に男女が2人きりでいたのは間違いなく……それも、どことなく空気が変であるのを考えれば、新たにやって来た2人がいたたまれない雰囲気に感じるのも当然だった。

「えっと、その……失礼しました……」
「……ごめんなさい」

 その2人は、結局ゆかりの雰囲気に当てられたのか、顔を赤くしながら教室の扉を閉めて出ていく。
 うん、まぁ……その、何だ。

「続きでも、するか?」
「しないわよっ!」

 その叫びと共に、ゆかりが俺の身体を叩いてくる。
 混沌精霊の俺は物理攻撃を無効化出来るのだが、今のゆかりの前でそのような真似をすれば、どうなるのかは分からない。
 なので、取りあえずゆかりの俺を叩く攻撃をそのまま受けていたのだが……不意に、ゆかりがその動きを止める。
 もう十分とか、そういう感じではなく……それこそ、本当に何か予想外の行動をされたとでも言いたげな、そんな様子で。
 そして反射的に後ろを見て……不意にそこに1体のペルソナが姿を現す。
 だが、それは今までゆかりが使っていたイオではない。
 すぐにそう判断出来たのは、現れたペルソナが牛の頭蓋骨の類ではなく、天使っぽい感じのペルソナだったからだ。
 ただし、胴体……それも鳩尾の辺りが独楽? のようになっている、上半身だけのペルソナだ。
 1対の翼があり、頭部からは上の方向に多少曲がりながら2本の角が伸び、その角の間には何かの鉱石……いや、宝石か? ともあれ、そんなのがある。

「何だ、これ?」
「……その、イオがパワーアップしたみたい」

 呆然と呟くゆかりだったが……もしかしてイオがパワーアップしたのは、俺とディープキスしたからか? いや、別にこれが初めてって訳じゃないし。
 そうなると、可能性としてはやはり母親との関係なのだろう。
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