第十八部[Fate物語]
原作開始前
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「ビルちゃん、おやすみなさい」
ギル君は死に恐怖し、
不老不死の方法を捜す為にウルク市を息子に任せてエルキドゥちゃんと旅に出た。
・・・
地下を掘れば会えると思ったのは内緒。
紀元前約二十六世紀起日
ギル君が生命の果実を見つけたらしい。
だけど、
「ははは、我が今更不老不死になってどうしろと言うのだ」
「我が守りたかったものは妹が居て、エルキドゥが居て、師匠がいるそんな日常だったというのに」
「やはり我は気が付くのが遅すぎる・・・」
そういって彼は湖に居た蛇に生命の果実を投げ渡してしまった。
それ以来全ての蛇が概念的に長生きになった。
紀元前約二十六世紀承日
ギル君が寿命で死に、
ギル君の遺体はビルちゃんのお墓の隣に埋葬した。
エルキドゥちゃんはこれからギル君達の墓守として人生を終えるらしい。
ギル君お疲れ様。
安らかに眠ってね。
・・・
偶に地下に会いに行くと普通に兄妹仲が良くて大変良い。
冥府で普通にケーキとか喰ってる。
なんか地上と違ってずいぶん愉快な性格になってる。
ハッチャけた?
仕事から解放されて喜んでいるのか?
紀元前約二十六世紀転日
ギル君が死に数百年が経ち、
エルキドゥちゃんの機能が停止した。
ギル君達のお墓の隣に寄り添うように埋葬した。
エルキドゥちゃんお休み。
あの世で仲良くね。
エレシュキガルちゃんによろしく。
・・・
ギル君達のお墓は私が全力の結界を張っておいたからそう簡単には見破られないと思う。
紀元前約二十六世紀結日
ギル君の何代か後の子孫が高い塔を建てようとしている。
雲より高いバベルの塔・・・
え?、
・・・
あ、
バベった
次の頁に続いている。
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