第28話 要塞攻略戦作戦準備中
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す」
「お願いね」
「はい」
部下達に指示をしたリーファは又立ち上がり本部長のもとへ行く。
「本部長、出かけてきます」
「判った、許可する」
本部長もリーファに関してはフリーハンドを認めている為に許可も形式だけで呆気ないモノである。そしてリーファは、宇宙艦隊総司令部へ向かう。
「統合作戦本部より司令長官閣下へ書類を持参致しました」
「少佐、御苦労」
そう言われてから、シトレ宇宙艦隊司令長官のオフィスへ案内されて入室する。
書類を出しながら、話し始める。
「良く来たな少佐」
「校長もお変わりなく」
「はは、数日では変わらんよ」
軽口を叩いた後、2人とも真面目な顔になる。
「それでは統合作戦本部で用意している作戦参加戦力予定表です。参加規模は正規艦隊三個艦隊総数四万五千隻、独立艦隊二千隻、此はミサイル艦部隊です。それに特別任務隊四千隻です。合計五万一千隻となります」
「うむ、艦隊編成は決まっているのかね?」
「いえ、本部長曰く参加艦隊に関しては実戦部隊の長たるシトレ大将にお任せするとの事です」
「なるほどな、残りの六千隻はどうなるんだね?」
「はい、二千隻のミサイル艦ですが、今回は旗艦級戦艦のみ有人艦として、他の艦をコントロールします。此は人員の損害を最小限にする為の措置です」
「なるほどな、ミサイル艦部隊は下手をすれば捨て駒に成りかねんからな」
「そうなります、旗艦級戦艦も出来うる限り装甲の強化と機関の増強を行い脱出可能にします」
「判った、残りの四千隻はどうなるのかね」
「全て無人艦にし並行追撃時の先兵にします」
「なるほど、敵の攻撃を吸収させるわけだな」
「それだけではありません。敵は我々と違い兵士は消耗品扱いです。平民が幾ら死のうと騒ぐ市民は居ませんから、居たとしても社会秩序維持局に逮捕されますから。その結果イゼルローン要塞が陥落するぐらいなら、味方殺しをしてもトールハンマーで味方艦隊ごと我々の艦隊をなぎ払うのを躊躇しないでしょうから、その為に無人艦を最初に突っ込ませます」
「無人艦を四千隻とは、後で後方勤務本部から文句が来るのではないか?」
「その点は、廃棄寸前の老朽艦を集めてますから」
「ん?それは標的に使うのではないか?」
「敵を欺くにはまず味方からですよ、キャゼルヌ大佐には後で知らせていますが、あの時点では何処にスパイが居るか判りませんから、会話と書類上は甲標的としてあります」
「なるほど、実艦的ならば廃艦を集めて、それを無人化しても誰も怪しまないか」
「そうなります」
「敵艦と無気力化ガスはどう言うモノなにかね?」
「ああ、それは、囮です」
「敵戦艦をミサイル艦隊と一緒に進ませ、イゼルローン要塞外壁が破壊された時に突っ込ませま
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