猫娘と雄英体育祭編
NO.026 第一回戦の試合模様
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
った。
これに関しては後に腕相撲で決着が行われて、鋼鉄化は鉄分を摂取しないと継続が難しいために硬化を維持していられる切島に軍配が上がり切島の勝利となった。
出久はそんなみんなの試合を必死にメモしながらも、やっぱりみんながみんなすごいな……と思いながらも、第一回戦最終試合であるお茶子と爆豪の試合のために、出久はお茶子に対策を教えようとしたが、ズルしたくないし真っ向勝負で戦いたいというお茶子の気持ちを汲んで送り出した。
だが最初の方は予想通り何度も爆豪の爆破に晒されて苦戦を強いられていたお茶子。
そんな爆豪の女子に対しての苛烈な扱いにヒーロー達もさすがに見ていられなかったのか爆豪に酷いブーイングの言葉を何度も投げかけたが、そこで解説の相澤が、
『今、遊んでいるっていったのは何年目のプロだ? 本気で言っているなら帰って転職サイトでも見ることだ』
と、言い放った。
爆豪は決して油断をしていないで本気でお茶子と戦っている。
それだけ油断も出来ない戦いなのだという。
それは本当の事だった。
今まで爆破を続けていた爆豪の散らしたステージの破片をお茶子は空に浮かばせて、さらにはそれを最後まで爆豪に気づかせなかった。
そして準備が整ったお茶子は爆豪に捨て身の流星群を叩き落とした。
これでなんとかすれば勝てる!そう思っていたお茶子だが、爆豪はなんと空の破片全てを爆破させたのだ。
これにはさすがのお茶子も堪ったものではなく、そして爆豪もお茶子の事を認めたように、今まで『丸顔』と呼んでいたのを初めて『麗日』と呼び、本気で挑もうとした。
だが最後にはお茶子の許容重量オーバーで動けなくなってしまいそのままリタイアとなった。
出久はすぐにお茶子のもとへと向かった。
初めてできた友達。
その人の心配をしないでいたら友達失格だ。
だが見に言ってみればあっけらかんと「負けてしまいました」と笑顔を浮かべているお茶子。
それでも無茶をしている事にすぐに気づいた出久はそんなお茶子の事を胸に抱き寄せて、
「麗日さんは頑張ったよ……大丈夫。今は僕しかいないから。だから……」
「デクちゃん……! う、うぇっ……」
お茶子はそこで出久の優しさに触れて涙を流した……。
そしてそんなお茶子から次は頑張ってね!と言われて送り出された出久。
出久が外に出た後にまた電話しながらの嗚咽の声が聞こえてきたために、
「(麗日さんの分も僕が頑張らないと……!)」
と、出久は次の試合を頑張ろうと決心した。
だが道中ではエンデヴァーが待っていた事に出久は驚きとともに、エンデヴァーは出久の事を轟の成長のためのテストべッドと呼んだ。
エンデヴァー自身は出久の事を少しは見込んでいた。
同じ炎を使うという事で鍛えたら強くなるだろうと思うし、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ