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おぢばにおかえり
88部分:第十三話 詰所へその二
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けれど距離についてはどうしてもそうはならないようです。
「歩くだけで疲れるわ。本当におぢばがえりが怖いわよ」
「この商店街も人が多くなりますしね」
「あの多さはねえ」
 先輩も困った顔になりました。
「凄いものがあるわよね」
「ですよね。そういえばですね」
「何?」
 ここで私はふと感じたことを先輩に言いました。
「先輩の大教会も大阪ですよね」
「ええ、そうよ」
 大阪の繁華街にあります。そうした大教会もあるんです。
「丁度近鉄とJRと南海が一緒になる場所からすぐだから。行き来するのは楽よ」
「私はそれが羨ましいですよ」
「何言ってるのよ」
 けれど先輩はまた困った顔で私に言うのでした。

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