第四幕その一
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第四幕 オズマの育った家
恐竜達と会って楽しくお話した一行はさらに進んでいきます、その中で五人は黄色い煉瓦の道を進みながら楽しくお話をしていました。
「次はオズマ姫のお家だね」
「オズマ姫がチップだった頃だね」
「まだ男の子でね」
「ずっとモンビってお婆さんと住んでいた」
「その頃のお家よね」
「そうよ、オズマはずっと男の子だったの」
トロットもこう五人にお話します。
「チップって名前でね」
「いや、まさかですよね」
恵梨香も少し苦笑いになって言います。
「あのチップがオズマ姫なんて」
「あの時の物語を読んでいますと最初はです」
とてもとナターシャは言いました。
「あの子がオズマ姫なんて思いません」
「急にわかりますからね」
神宝もその時のお話を読んだことを思い出しつつ言います。
「とんとん拍子で」
「大騒動が重なって」
ジョージもあの時の物語のことを思い出しています。
「その最後にって感じでしたから」
「ええ、私もあの時最初オズマが女の子なんて思わなかったわ」
トロットにしてもでした。
「本当に急にだったから」
「チップがトロットだったなんてね」
その時にオズマと知り合った教授のお言葉です。
「私も思わなかったよ」
「あっ、教授はその時からでしたね」
「その時にオズマと知り合ったんだ」
実際にとカルロスにお話します。
「いい思い出だよ」
「あの時の冒険は」
「宮殿に立て籠もってガンプでお空に逃げたね」
「そうでしたね」
「ジンジャー将軍が叛乱を起こして」
「危なかったですよね」
「うん、あの時はどうなるかって思ったよ」
その時を思い出しながらです、教授はカルロス達にお話します。
「けれど今となってはね」
「いい思い出ですね」
「今私が言った通りにね」
「そうなんですね」
「オズマ姫と知り合ってかかし君や樵君、ジャック君ともね」
「知り合うことが出来て」
「今も仲よくしているからね」
そうしたこともあってというのです。
「私は幸せだよ」
「その幸せがあの時からはじまったんですね」
「そうだよ、そして今もこうして皆と一緒にいる」
カルロス達に他の皆も見てお話をします。
「最高に幸せだよ」
「そうですか」
「ただ、私はその時の冒険ではオズマ姫のお家は見ていないんだ」
オズマがチップだった頃のそのお家はというのです。
「あの時はね」
「そうでしたね」
「これまで何度か拝見させてもらっているけれど」
「その時はですね」
「なかったんだ」
そうだったというのです。
「けれど今はね」
「普通にですね」
「見られるよ」
そうだというのです。
「今からも見られるしね」
「オズマ姫にも
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