中忍試験編
嵐の前兆
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
因縁浅からぬ相手がいるのだ
「ハルマか?」
「最近様子が変だから、ちょっとね」
リンはハルマの力を知っている。光の国の一件を終えて帰ってから一週間の殆どを一緒に過ごして信頼も得てきているし、だからこそ不安になってしまうのだ
彼が本気で怒った時、その相手を殺してしまうかもしれないという懸念があるから
「武蔵の班にはアズサちゃんがいるから・・・・・・何もなければいいんだけど」
ハルマは基本的に一人で何もかも解決しようとする性格だ。また、一人で色々な事を抱え込む。そこに不安定さが生まれ、そして危うさが芽を出す
今のハルマはまさにその状態だ。何をしでかすか、分からない危うさがある。もしかしたら殺してしまうかもと。それでもハルマを推薦したのは信じてみたいという気持ちがリンにあったからだろう
そんなリンの心情を知らない紅は客観的意見を述べ、彼女の不安になる気持ちに一定の理解を示し
「アズサって確か・・・・・・そうよね。二人の関係を考えると不安になるのも分かるかも」
また、カカシはリンの心情を理解した上でハルマを信じ、リンの不安を取り除こうとする
「まっ。大丈夫でしょ。ハルマを信じなさい。あの子はそんなにヤワじゃないよ」
「・・・・うん。そうだね」
リンは、ハルマを信じ抜けない自分に自己嫌悪しながらも、彼を信じようとするのだった
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ