第六千九百八十四話 我がもの顔で堂々と
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第六千九百八十四話 我がもの顔で堂々と
奈良公園の鹿達はまさに威風堂々です、大きな図体で歩き回り寝そべっています。ドイツはその彼等を見て日本に言いました。
「人間より偉そうだな」
「それが彼等です」
日本もこう答えます。
「しかも子供さん達のお弁当やお菓子を奪い」
「落ちている雑誌を食べているが」
近くの鹿がそうしています。
「何でも食べるのか」
「鹿煎餅もあるのですが」
それでもと言う日本です。
「あの様にして食べられるものは」
「何でも食うのか」
「そしてからかうとです」
そうするとです。
「本当にこちらが油断した時にやり返してきますので要注意です」
「随分性格が悪いのだな」
「変な意味で人間慣れしてしまって」
観光地ならではでしょうか。
見れば県民の人達は近寄ろうともしません、どうも県民の人達には好かれていないマスコットみたいです。あのマスコットと共に。
第六千九百八十四話 完
2018・4・20
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