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妖怪退治忍 珊瑚
姉想自慰
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るのでたびたび手を休めて、鎮め。落ち着いたらふたたびしごきだす。完全には剥けきれない包茎ペニスの先端はカウパー液であふれ、包皮に囲まれた小さな池を作っていた。手が上下するたびにニチャニチャと卑猥な音を立てる。
 はたから見えれば滑稽きわまりない男子のセンズリ姿。だがセンズリしている本人は真剣だ。見つかるかもしれない恐怖と戦いつつエレクトしたペニスの早急な暴発を抑え、オナニーしているのだ。
 荒い息づかいがさらに乱れ、絶頂をむかえる。勃起ペニスをスーツの股間部分にあてがい、欲望を吐き出した。

「姉上、好きだっ、愛してるっ!」

 ドピューッ、ビュルビュルビュルビュル――。
 姉に中出しする妄想を込めて大量の精液が吐き出された。漆黒のボディスーツが白濁に染まる。
むわっとした青臭い性臭が部屋に満ち、少年の罪深い行為を示した。
 一度の射精で放たれる精液の中には数億の精子がいるという。姉への種づけ欲求に満ちたそれらは外気に触れ、死滅しようとしていた。最後の時を姉の汗と匂いのついた場所で迎えられて、彼らは幸せだろう。

(射精したい……、姉上の膣内に思いっきり射精したい……)

姉を想う弟には賢者タイムもおとずれない。射精後の放心した頭で、なおもそんなことを考える琥珀であった。
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