姉想自慰
[3/4]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
存在になっていたのだ。
姉を抱きたい。
本気でそう思う自分がとても恥ずかしいし、変態なのではと思うのだが、心の奥底から湧き起こる自然な欲望は理性で止められるものではなかった。
琥珀は始めて精通した時のことを今でも憶えている。
あれはある夏の日のこと。部屋で姉と二人、話しこんでいるうちにやがてどちらともなくうたた寝していた。琥珀はその時夢を見た。いわゆる淫夢というやつで、出てきたのは姉の珊瑚だった。
裸になって身体をなすりつけてくるという内容で、たちまち気持ち良くなり射精すると同時に目が覚めると、隣で横になって寝ていた姉の膝がわずかに琥珀の股間に触れていた。
どうやら睡眠中に股間にあたえられた刺激がそのような夢を見させたようで、現実のペニスもしっかりと精液を吐き出して、下着を汚してしまった。
その日を境に姉を見る目が変わった。風呂上りのバスローブ姿、髪をかき上げた時のうなじ、動いた時に揺れる乳房、透けて見える下着、家の中ゆえ家族ゆえに見せる無防備な姿――。いけないとは思いつつ、どうしても血のつながった実の姉を邪な目で見てしまう……。
一四歳の中学二年生。異性へ興味を持ち、性的欲求がもっとも高まる時期。クラスメイトと猥談になることもしばしばで、誰それとやりたいだのオカズにしただのと下世話な話題になるのだが、他の男子たちがクラスメイトや芸能人をズリネタにしていると告白する中、琥珀は姉をオカズにオナニーするというみずからの性癖を隠し通していた。
そんなことを白状して、姉の耳にでも入ったらどうなるか想像もしたくない。姉に嫌悪され拒絶されてしまったら、絶望のあまり自殺してしまうかもしれない……。
だが湧いてくる欲望には勝てない。そんな危険を冒してまでして姉の着衣を使って自慰に耽る琥珀だった。
「ハァハァハァハァ……」
珊瑚の入浴時間は長い。その間隙を狙って洗濯カゴに入れられた戦闘服を拝借し、自室でこっそりオカズにしている琥珀の姿があった。
「ハァハァ、姉上……。好きだ、ハァハァハァ――」
退治忍に伝わる戦闘服はある種の妖怪の皮を特別な方法で精製して作られる物で、ライダースーツやウェットスーツを薄くしたようなシンプルな作りをしている。
生地は極めて薄く軽いのだが、おそろしく頑丈で通気性も良い。さらに退治忍の技術に現代科学の恩恵がくわわることで、さまざまな機能がそなわっている。
そのような物をオカズにしているのだ。
ついさっきまで姉の身をおおっていたボディスーツは汗でしっとりと濡れ、甘い匂いが染みついていた。裏返して乳房や股間があたる部分に交互に顔をうずめ、その匂いを鼻腔一杯に吸い込み、一心不乱にみずからのペニスをしごく。
最高のオカズだ。たちまち射精感が込み上げ、すぐに果ててしまいそうにな
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ