ペルソナ3
2019話
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かを知っているし、色々な意味でこの世界の常識で理解出来ないというのも知っている。
それこそ、ゆかりを火星に連れていったりとかもしたしな。
だからこそ、ゆかりは俺が台風を消し去るような力を持っていても、驚くには値しないのだろう。
『ふーん。……ま、アクセルがそう言うならこれ以上は何も聞かないけど。で、学園祭が出来るのは本当の事なのよね?』
「ああ、それは問題ない。明日はいよいよ学園祭だ。天気は……秋晴れってくらいによくなるかどうかは分からないが、取りあえず台風という事はないと思う」
『そう。……なら、頑張って売らないとね。折角皆でここまでやってきたんだから、どうせなら絶対に成功させたいし』
電話の向こうでも、ゆかりが嬉しそうにしているのが俺にも分かった。
実際、明日と明後日にやる予定の鉄板焼きでは、かなり皆が頑張ったのは間違いない。
それだけに、学園祭が中止にならず無事開かれるというのは、ゆかりにとっても嬉しい事なのだろう。
『ただ、まさか台風がどうにかなったなんて事を広める訳にはいかないから、クラスの皆にはまだ何も言えないのが残念よね』
「そうだな。ただ、もしかしたら天気予報とかで……もしくは、ニュースでも、その辺りをやるんじゃないか?」
天気予報が具体的にいつ計算しているのか分からない。
だが、それでも日に数回という事はないだろう。
そうなれば、早ければ今夜……いや、もうそろそろ気象庁とかに知られてもおかしくはない。
そして台風が何の前兆もなく突然消滅したとなれば、当然のようにニュースになってもおかしくはなかった。
『……アクセル、ありがと』
そう言い、ゆかりからの電話は切れるのだった。
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