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混沌の魔術師と天空の巫女
第8章 日常編
魔法評議院ERA
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で最後です!」

俺はキョンシーの貼ってある札を剥がしてそう言う。

「かなりの量だったな・・・しかし・・・
 まさかこの中に評議院であった者もいたとは・・・」

ラハールさんはそう言った。
どうもこのキョンシーの中に評議院の特殊部隊も人もいたらしい。
依頼内容にも『評議院の特殊部隊を向かわせたが全滅』って書いてあったからな。
何人かが殺され、キョンシーにされたと考えられる。

「この死体の中にも、もしかしたら旅の者をアレにした可能性もある。
 この死体は評議院が責任をもって、ご家族の方に伝えておこう。」

「・・・お願いします。」

「さて・・・最後は・・・」

俺とラハールさんは、このキョンシーの軍団を作った本人の方を見る。
まだ妖精の球(フェアリースフィア)に閉じ込めている。

「ふははは・・・この私をどうする気でしょうかぁ?」

「体は動かないとはいえ、何をするかわかりませんからね。」

「うむ・・・。」

「この体を調べますか?解体してみますか?
 それとも、私をあなた方の兵にさせるんですかぁ?
 ははははは・・・!!!」

「・・・・・・死体になってからなのか、
 元からなのかは知りませんが、
 もう狂っていますよ、こいつは・・・。」

「確かにな・・・・・・まずは札をどうにかしよう。」

ラハールさんはそう言うのだった。

「これの解除をしてくれるか?」

「わかりました、解除!!!!」

俺はラハールさんの指示に従い、妖精の球(フェアリースフィア)を解いた。

「今だ!!!!」

「「「「はぁぁっ!!!」」」」

ラハールさんの声に部隊の数人が
奴を特殊な魔法で拘束させた。

「連れていけ。」

「はっ。」

らはーるさんの指示に部隊の1人が返事をし、
奴を魔法で浮かせ、連れて行った。

「あはははー!!!一体これからどうなるか楽しみですねぇ〜!!!!」

・・・結界はどうなるかわからないけど、アイツはもう、終わりだ。

「君は感謝する。
 これでもう、奴の殺人は行う事は無くなり、犠牲者も出ないだろう。
 それと、この依頼の報酬は500万(ジュエル)だ。」

「ええっ!」

かなりの金額に俺は驚く。

「依頼でそこまでの金額は初めてだ・・・・・・。」

「まぁ・・・そうだろうが、まだ2つもあるから増えるだろうな。
 まとめてでも構わないか?」

「ええ・・・。」

俺はそう返事をする。

「では、次の依頼に、行こうと思います。」

「もう行くのか?」

「まぁ・・・そうですけど・・・
 その前に聞きたい事があるんです。」

「?何をだ?」

「残り2つの依頼
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