第12話 改訂版(2018/11/07)
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ラ達はただの子鬼族だったッスよ。大鬼族の里とは何の関係も無かったッス。大鬼族まで進化できたのはリムル様と朱菜様が名付けをしてくれたからッス」
「な、名付けで子鬼族を大鬼族まで進化させる魔人が2体もいるだと?そんな話、信じられるか!!」
「事実ッスよ。ってか、大鬼族の里にいた大鬼族も全員がリムル様と朱菜様の名付けで妖鬼以上の魔人に進化してるッス」
ゴブタがそう告げると同時に、豚頭将軍の後方に存在する部隊が蒼と黒の中間―――濃紺のドーム状の炎に包まれ、灰も残さず消滅した。
「初めて見たッスけど、あれが羅刹以上の鬼が使える煉獄業火ッスか。今ので数百体の豚頭族は屠ったんじゃないッスか。ホント、紅麗さんと紅丸さんは容赦ないッスね」
(オニとは何だ?大鬼族の上位存在として鬼人族なる魔人が存在すると聞いたことはあるが、オニなどという種族は聞いたこともない!それにラセツなる種族も知らんぞ!!
鬼人族以上の存在であるならば、危険極まりない。王の為にも何としても討ち取らねば!!)
豚頭将軍は豚頭帝の為、煉獄業火を放った紅麗と紅丸、そして、鬼人族以上の存在である妖鬼を自身の命に代えても討ち取らねばならぬと心に決めた。
「……ゴブタといったか?我らが王の為、何としてもオニなる存在を討ち取らなくてはならなくなった。貴様を含む大鬼族と遊んでいる暇はない。一瞬で決着をつけさせて貰うぞ」
「一瞬で決着、ッスか?別にいいッスよ」
ゴブタはそう返答すると同時に背負っていた真紅の長槍――火尖鎗Vを手にし、器用に回転させながら構えた。
「あんたの心臓、貰い受けるッス」
ゴブタがそう告げると、豚頭将軍が気付いた時には火尖鎗Vの炎の穂先がその心臓を貫いていた。
「な、んだ…と……」
豚頭将軍は信じられないと言わんばかりの顔をしながら火尖鎗Vによって体の内と外から燃やされ、灰となった。
「火力的には凄い筈なんッスけど、煉獄業火を見た後じゃ、火力自慢はできないッスね」
「………お、豚頭将軍を1体倒した程度でいい気になるな!我ら豚頭親衛隊の中には豚頭将軍が複数体存在しているのだからな!!」
「所詮は豚か。ブヒブヒと五月蠅いことこの上ない。豚が集団で騒いだら主も不愉快だろう。少しばか
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