75部分:第十二話 制服その一
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」
にこりと笑って彼女に言います。青い紐状のリボンです。私はこれが好きなんです。
「これ、よくない?」
「よくないっていうか可愛い?」
彼女もまた私の言葉に頷いてくれました。
「ワンポイントでね」
「そうよね。可愛く見えるような」
「スカートの丈が長くないと駄目だけれどね」
「別にそれは」
私はそれにはあまり賛成できませんでした。私にしてはあまり脚は見せたくないんで。よく皆から奇麗な脚をしてるって言ってもらいますけれど。
「あまりね」
「別にいいのね」
「スカートはロングでもいいわよ」
私ははっきり言いました。
「くるぶしまであっても別にね」
「それはかえって駄目でしょ」
何か私の言葉に突っ込んでくれました。
「大昔の不良じゃない、それって」
「二十年か三十年前の不良じゃないの、それ」
そういえば古本屋の漫画で見たことがありました。超長ランの不良とか。こんなの知ってる私もかなりのものだと思いますけれど。
「それは幾ら何でも」
「そうでしょ?だからそれは駄目よ」
こう彼女に言われました。
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