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ABULHOOL IN ACCELWORID
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「ハルユキ君…いや、シルヴァリオ・アブルホール。次は実地訓練と行こうじゃないか」

その言葉と共に、俺と黒雪姫先輩はバーストアウトした。

『は?いや、どういう…』

しかしその続きを問う前に直結が切られてしまった。

「さて、食事にしよう。ハルユキ君」

仕方ないので目の前のカルボナーラ(小)をフォークに巻きつける。

すると近くにいた上級生が黒雪姫先輩に問いかけた。

「姫、そろそろ教えてくれないかしら?私達はもう好奇心で死んでしまいそうだわ。こちらの男の娘は貴女とどういう関係と理解すればいいのかしら?」

「ふむ…」

黒雪姫先輩はフォークを置き、考え始めた。

「そうだな…端的にいえば…」

こちらを一目見てニヤリと笑った。

「私が告白して彼が受け入れたのだ」

あぁ…もう…

この3日ほどで解ったが…この人はかなり悪戯が好きなようだ。

ま、そこが面白いんだけどな。

上級生の驚きの声の中、俺達は黙々と昼食を食べていた。






放課後

「ったく…黒雪姫先輩のせいで午後は針のムシロでしたよ」

「おいおい、もう少し喜んでくれてもいいじゃないか。
この学校で私に告白した輩は大勢いるが逆は君だけなんだぞ?」

「てゆーかアンタいつ俺に告っていつ俺が受け入れたよ?」

「んー?忘れたとは言わせんぞ…っと…そんな事よりも…」

黒雪姫先輩は校門の直前で足を止めた。

「この校門を越えれば君のニューロリンカーはグローバル接続される。
そうなればこのエリアにいるバーストリンカーは君に挑む事ができるようになってしまうが…
逆もまたしかりだ」

あぁ…なるほどね…

「要するに校門を越えて直ぐに加速、その後マッチングリストを見て適当な奴をボコってくればいいんですね?」

「端的に言えばな…私も応援している。デビュー戦、期待してるぞ
シルヴァリオ・アブルホール」

そう、言うと共に、手を握られた。

「はい!」

校門の…レールの上。

"学校"という聖域を囲む結界の境界線…

そこから…一歩踏み出し…

「バースト・リンク!」

再び現れた青い世界…

アイコンをタップし、マッチングリストを開く。

一番上にアッシュ・ローラーとあった。

アルファベット順なのだろう…

「イニシャルがAって不幸だよなぁ…」

そして、その名を押した。

途端に世界が朽ち果てる。

だけど、この前の黄昏ステージとは若干趣が異なる。

シルヴァリオ・アブルホールは朽ちた梅郷中の校門前にホバリングしていた。

ガイドカーソルが示す方向…

殺ってやろうじゃねぇか…

足を折り畳み変形する
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