第四十七話 越前にてその十
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「アフリカも多いけどな」
「あそこも人口多いからか」
「九億の人口でな」
「三百六十万位か?」
「それ位の兵がおって今は群雄割拠や」
それがこの世界のサハラ砂漠以南のアフリカの状況だというのだ。
「南アフリカで凄い奴がおるけどな」
「南アフリカか」
「天魁星の奴がおる」
「天の星の第一位か」
その星の名前を聞いてだ、中里はすぐに察した。
「ってことはや」
「相当な力があってな、そいつに」
「そいつがサハラ砂漠から南の統一を進めてるんやな」
「九億の人口と三百六十万の軍勢もな」
「それは凄いな」
「そこに中南米が近付いてるって話もあるし」
芥川はこの話もした。
「あそこの棟梁のアレンカール自身がな」
「中南米とアフリカの同盟か?」
「そんな動きもあるわ」
「太平洋だけの話やなくなってるか」
「そうかもな、しかしアフリカの南も入ると余計にええわ」
「統一した時はか」
目を光らせてだ、中里も言った。
「全部そうした時はやな」
「一気に千四百万の軍勢とな」
「広大な領土と資源、四十億以上の人口のか」
中里も言った。
「それだけのやな」
「巨大勢力になるからな、星の奴も三分の二はおる」
「超巨大勢力やな」
「そうなるからな、統治は大変でもな」
「それだけの勢力になるか」
「そや、神星は十人でな」
このことについても話す芥川だった。
「しかも天の星の一番の奴もおるんや」
「女帝と雷帝のタッグにも勝てるか」
「絶対な、そこに女召喚士も入るけどな」
「ロシアの軍師やってる神星のか」
「ターリャちゃんもな」
芥川はその彼女の名前も出した。
「おるけどな」
「三人対十人やとな」
「言うまでもないやろ」
「ああ、圧倒的や」
そこまで言っていい位の差があるというのだ。
「まさにな」
「しかもあっちは三極のうちの二人やが」
「こっちにも綾乃ちゃんがおるんや」
芥川はお菓子を食べている綾乃を見て話した。
「それやったらな」
「そのことでも負けてへんな」
「まずあの枢軸を破る」
ロシアとインドのというのだ。
「太平洋を統一してそこにアフリカまで加わることになると尚更や」
「その圧倒的な国力で攻めるか」
この世界の三分の二以上を占めるそれでだ。
「そうするんやな」
「大国に必要なのは何や」
芥川は中里に笑みを浮かべて問うた。
「必要な攻め方は」
「もうその力で押し切るんや」
中里も笑って答えた。
「まさにそれや」
「そや、それでや」
「その圧倒的な国力でか」
「女帝と雷帝のタッグを押し潰すんや」
「決戦を挑んでやな」
「そうするんや」
「わかったわ、しかし千四百万の兵か」
中里はその兵の話もした。
「多いけどな」
「
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