異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜最終話
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を責めている………そんなの、絶対に放っておけません!教官を助ける為にもあたしたちはもっと強くなる必要がありますから、あたし達を鍛えてください……!」
「ああ……あの人には恩も借りもある―――――リィン教官を助ける事はリィン教官の教え子である新Z組(僕達)の役目だ。教官を助けるために僕達自身が異世界の英雄である貴方方に鍛えて頂く事は心から望む所です……!」
「”みんなを守ってみせる”――――彼女の意志は、わたしが受け継ぎます。だから、わたしはもっと強くなる必要があります……!」
「貴女達…………」
「ふふっ、アナタ達を見ていると特務支援課の坊や達を思い出すようで懐かしくなってきたわね。」
(フフ、まさか貴女がそんな顔ができるようになるなんて………私達の世界の貴女も並行世界の貴女のように成長する事を願っているわ、ミルディーヌ……)
新Z組のそれぞれの決意の表情を見たエリィが驚いている中ミシェルと共に新Z組を微笑ましく見守っていたユーディットはミュゼを見つめていた。
「フフ、決まりみたいね。久しぶりに骨のある人達と戦える事にパティちゃんもきっと喜ぶでしょうね♪」
「それを言ったらガルムス元帥やベルあたりも喜ぶんじゃないか?あいつらもパティルナと同じ”戦闘狂”の連中だからな。―――――リウイ、お前達も並行世界の新Z組の強化に手を貸してやったらどうだ?特に隠居の立場であるリウイは割と時間があるんじゃないのか?」
「………隠居の立場とはいえ、俺はメンフィル帝国の”大使”だ。お前達と同じで緊急事態が起こらない限り、そう簡単に大使館を空ける事はできん。……とはいえ、その者達によって我が国の戦友達が窮地に陥る可能性が高い事を前もって知ることができたのだから、その”礼”代わりにその者達を鍛える時間を作ってやるつもりだ。」
一方エリィ達同様新Z組の様子を見守りながら微笑んだルイーネの言葉に苦笑しながら同意したヴァイスはモニターに映るリウイに話を振り、話を振られたリウイは静かな表情で答えた。
こうして………並行世界の新Z組は異なる世界のゼムリア大陸に将来起こりうるであろう世界の危機を伝え………いつか帰還する時と異なる世界のゼムリア大陸の危機に備え、異世界の英雄達の協力を得て自分達自身の実力を上げる為の修行を開始した―――――
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