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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 Another
第10話 「特訓と微々たる変化」
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ましたし。
まあ今の俺では口が裂けても言えませんが。だって今の俺は小学3年生。魔法を使い始めて10年以上経ってるなんてどう考えても計算が合わない。
「少なくとも君よりはな。さて時間も惜しいから今は始めるとしよう。レイジングハート、今言ったようなことを高町に教えて欲しいだが異論はあるか?」
『いえ、特に異論はありません』
「なら都合が良い時にイメージトレーニングで教えておいてくれ」
『了解しました』
なのはの特訓に関わるのはこれくらいで良いだろう。
きちんと関わった方がまともな魔導師に育つのだろうが、フェイトと戦うことを考えると中途半端に綺麗にまとめるより一点特化にした方が勝機がある。
それに……あの集束砲撃とかを生み出してもらわなければ今後に響くだろうからな。俺が教えられなくもないが、トラウマを植え付けかねない魔法を教えた人物と称されるようになると思う何か嫌だ。出来れば自分で生み出してほしい。
「よし……そういうわけで解散」
「ありがとうございました……って、ちょっと待って!」
「ん?」
「まだ何か? みたいな顔はおかしくないかな。私まだショウくんから何も教わってないんだけど!?」
「基本的なことはユーノが教えてくれるだろうし、戦闘の基礎はレイジングハートが固めてくれる。まずはそれをしっかりやれ。その成果を見て足りないところがあれば俺が教えるし、分からないこととか疑問がば質問しに来ればいい」
少々不満そうな顔をしているが、食って掛かって来ないあたり一応納得はしたのだろう。
やれやれ、関わり方を考えるのも大変だ。
高町なのはという人間は、感覚で魔法を組める天才肌。時が進んで教導官になる頃には理詰めで組むようになっているだろうが、この頃の彼女には魔法の知識が足りなすぎる。そこに理詰めで魔法を組む俺が関わり過ぎると持ち味を殺しかねない。
「というわけで俺は帰る。ただ最後に言っておくが、くれぐれも無理や無茶なトレーニングはするなよ。平日は学校もあるんだから」
★
高町なのは育成計画。
そう呼べるほど大それたものではないが、この世界のなのはが特訓を始めてそれなりに時間が経った。
早朝はユーノとトレーニング、学校ではレイジングハートからイメージトレーニングを受けているだけに順調に成長している。それが俺にも分かるのは、毎日のように疑問に思ったことなどを質問しに来ているからだ。
放課後はアリサ達の誘いを蹴ってジュエルシードを探している。
1日のスケジュールを考えると小学生には酷な生活にも思えるが、ウトウトしたりはしていないので睡眠はきちんと取っているのだろう。
俺の忠告が効いたのならば、ぜひ今後もその調子で続けてもらいたいものだ。
「……さて」
今日も学校が
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