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SAO−銀ノ月−
「つまり、閃光師匠」
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どうしようもない。そんなことよりご相伴に預かろうと、四人で食卓を囲んでサンドイッチを食べていく。

「お……これ、どこで採れる野菜だ?」

「ふふ。ショウキくんったら、お店で使おうだなんて思ってるでしょ?」

「むっ!」

「どうですか、プレミア? わたしも手伝ったんですよ!」

「……美味しいです。どこか、ショウキに食べさせてもらう『ほっとどっく』と似た味がします」

 柔らかいパン生地に挟まれているのは、この世界特有の緑野菜であり、ヘルシー志向ながらも野菜の味が強いサンドイッチが完成されていた。これならリズベット武具店の食品部門にも採用できるか――などと思いながら尋ねると、すっかり質問の意図がバレているらしいと肩をすくめるショウキの隣では、ペロリとすぐさま食べきってしまっているプレミアがいて。アスナから新しいサンドイッチが支給されるものの、それも一口で食べ終わってしまう。

「まあ、ウチのもアスナの監修が入って……こら、ゆっくり食べろ」

「しゅみみゃへんぐぐっ……ぷはっ。どうりで美味しいわけです」

 注意はしたものの聞いているのかいないのか、また新たなサンドイッチに手を伸ばすプレミアに、そっとお茶も手渡しながら。予想通りに喉を詰まらせてしまうプレミアが、偶然にも目の前にあった飲み物で命を繋ぐことに成功しているのを尻目に、ふとショウキは森の奥を見た。

「……ん?」

「動くな! 人間ども!」

 ――そして森の奥からショウキたちの近くの地面に、鋭い矢が突き刺さった。アスナと反射的に立ち上がって警戒するものの、その時には既に遅いと感じざるを得なかった。既にショウキたちを取り囲むようにエルフたちが展開しており、中では弓矢を次は外さないとはがりに持つ者もおり、とても動くことも出来そうにない。

「…………」

「ここは我らエルフ族が治める聖大樹の森。悪いが人族には出ていってもらいたい」

「え……?」

 聖大樹――最近、竜人ギルバートのクエストでもそんな名前を聞いたが、どうやらこちらにも、あのアインクラッド百層ボスゆかりの品があるらしい。それも気になったが、警告の中でもモグモグとサンドイッチを食べるプレミアにシリアスな雰囲気が削がれてしまい、どうしてかエルフの皆様に申し訳なくなってしまうが、奥から出てきた指揮官のエルフはピクリと眉をひそめたのみで、特にプレミアには触れることはなく。むしろ紫色の髪に褐色肌の、女性エルフにどうしてかアスナが息を呑んだ。

「さもなくば――」

「キズメル! キズメルなんでしょ!?」

「――なに? ……どうして私の名を知っている」

 突如として女性エルフの名前を言い当ててみせるアスナだったが、あまり穏やかな雰囲気ではなく、キズメルと呼ばれたエル
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