暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica13-A橙石楠花騎士隊〜Orange Rhododendron〜
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してから解除、留めていた瓦礫などが音を立てながら街路へと落ちた。それらを回り込んで、俺もビルの入り口から建物内へ突入。このビルは各階で機能が違う複合型で、1階は食事処が密集しているようだが、すでに避難を終えているのか店員や客の姿は無い。入り口付近の壁に設けられている案内図を確認すれば、爆発があったのは「事務所・・・?」のようだった。
『アンジェ、君は今どこに居る?』
『今は2階で警備員の方と一緒に避難誘導を行っています。こちらは手が足りていますので、ルシルさんは爆発した階層へ直接向かってください』
確かにこんな下層階に居ても俺に出来る事は少ない。なら爆発した階を確認し、負傷者がいれば治癒しなければ。俺は『了解した。任せる』と伝え、外へと出る。
――
我を運べ
(
コード
)
、
汝の蒼翼
(
アンピエル
)
――
――パンツァーガイスト――
背より剣状の魔力翼12枚を展開し、さらなる爆発を警戒して魔力で全身をコーティングした上で地を蹴って飛び上がる。目指すは爆発した階なのだが・・・
――スナイプレールガンVersion 2.0――
「ぐぅ・・・!?」
突然の攻撃に反応し切れなかった俺は直撃を受け、その衝撃でビルの外壁に叩きつけられてしまった。爆発が事件か事故かは判っていなかったとはいえ直撃を受けるなど間抜けすぎる。パンツァーガイストのおかげで軽傷で済んだが・・・。
「(今のはレールガンだった。ティーダ・ランスターか・・・?)今回の爆発は仮面持ちが絡んでいる・・・?」
――スナイプレールガンVersion 2.0――
――パンツァーシルト――
そんなに俺を爆発現場に行かせたくないのか、俺が上昇するのを拒むような射線で物質弾を撃ち込み続けて来る。避けるのは容易いが、俺の背後には未だに避難を終えていない人が多く居るビル。避けるわけにはいかず、シールドを展開して自身とビルを護る。
『ルシル様! 私が迎撃します!』
――天翔けし俊敏なる啄木鳥――
どこからともなく飛来してくるレールガンを、トリシュの高速狙撃が正確に迎撃していく。さすがに転移スキルと合わせたコンボは打つ手無しだが、ティーダはそれをせずに律儀に普通に撃ってくる。
『助かる!』
そのおかげでトリシュは迎撃が出来、俺もすんなり現場へと上がることが出来たんだが、爆発にしては焼けているところは無い。それで、爆発ではなくやはり狙撃されたのだと察することが出来た。そのフロアに降り立ち、「これも仮面持ちの仕業か?」と、床に倒れている血まみれの死体を見る。生きている人は居ないかを確認したが、全員が殺害されたのを再確認するだけだった。
「こちらルシリオン。現場にて8体の死体を確認した。全員が心臓を一突きされている。おそらく凶器
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