暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と雄英体育祭編
NO.021 第二種目・騎馬戦チーム決め
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
狙われちゃうよ? 特にかっちゃんとか、かっちゃんとか、かっちゃんとか………」
「デクちゃん、どんだけ爆豪君の事怖いの……? 大丈夫、デクちゃんが本気で逃げたらだれでも捕まえられないって!」
「そう、かな……?」
「うん。それに、仲いい人とやった方が楽しいよ!」
「麗日さん……!」

それでまたしても出久とお茶子の間で不可視の空間が出来上がっていた。
それに目敏く反応する者は今はいないがそれでも注目を浴びるのは仕方がない事で……。
それから出久は頭の中で考えていた人に声をかけた。
相手は飯田だった。

「緑谷君……? 俺と組みたいのか?」
「うん」

出久はそれで自身の考えている戦法をお茶子を交えて話し合う。
その内容は普通なら納得いくものだと飯田も考えた。
だが、今回は勝手が違う。

「すまないが、緑谷君。今回ばかりは断らせてもらっても構わないか?」
「えっ……」

それで少し悲しそうな表情になる出久。
そんな出久の顔を見て飯田は弁解するかのように言う。

「勘違いしないでくれ。もちろん緑谷君という可愛い女子に頼まれたら普通なら断らないさ。だが今回はライバルとして緑谷君と相対したい。入試から今まで事あるごとに俺は君に敗北をしてきた。だから今回は挑戦者として君と戦いたいんだ」
「飯田君……うん、わかったよ」
「わかってくれたか。それに、実はもうメンバーは決まっているんだ」

飯田が進んだ先には轟、八百万、上鳴の三人の姿があった。
轟の視線が出久を見据える。
絶対に勝つという気迫が感じられるからだ。

「デクちゃん、どうしようか……」
「うん……」

それで二人で考え込む。
そこに一人の女子が出久達に近づいてくる。

「もし。よろしかったら私と組みましょう! 1位の人!!」
「「わっ!?」」

出久とお茶子はそれでびっくりした。
それに構わず女子は紹介をしてくる。

「私はサポート科の発目明です! 宣誓の時も目立っていましたから貴女と組めば私のベイビー達の事も大きく宣伝できそうですので利用させてください!」
「あ、あけすけだね……」
「はい。それはもう……」

それから発目は自身の作り上げた作品の数々を出久達に紹介していく。
出久はそれでサポートアイテムについても詳しく調べている経験があってすぐに発目とは気が合っていた。
話に加わることが出来ないお茶子は少しだけ拗ねていたけども……。

「これで後は防御力がある人がいいんだけど……必然的に僕は騎手になるからスピード戦には加われない。かと言ってハウリング・インパクトは妨害行為になりそうだから使えないから、だから後は……!」

それで出久は周りを見回してまだ残っている生徒を探る。
そしてついに相性がいい人物を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ