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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
驚愕!過去での遭遇者
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の名前は仮面ライダーファウスト。だが、どこの時間出身かも、その目的もまるで不明だ」

「・・・そう」

さて、もどりますか、と立ち上がる蒔風。
パンパンと砂を払って列車へと向かおうとする。

だが、良太郎は座ったままだ。

彼の中では、今さっき見てきたことが繰り返されていた。


雨の中に立つ久遠レイカ。
変身し向かってきたライダー。
変貌する声。
本人ではなかった。


置き換えられたレイカの記憶。
その記憶とは異なる実際の場面。
それを眺めていた現代のものとしか思えない久遠レイカ。



それらを考え、そして一つの疑問が新たに浮上した。

良太郎が立ち上がり、蒔風の背中へと声をかけた。



「ねえ、舜」

「なんだい良太郎」

振り返らずに応える蒔風。
その背に、良太郎が静かに聞いた。


「君は―――――」




to be continued
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