第25話 年貢の納め時
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できるんだね」
「お帰りダスティー」
家族の声に取りあえずは返答をする。
「無事卒業しました、クソ親父」
「ふ、未だ未だだな」
「フフフ、どの口が言うのかな」
家族の会話が進む。
「ダスティー、そろそろ先方がいらっしゃるのよね」
「母さん、まあ焦らずに」
「どんな子かしら」
「ダスティーはどうなの?」
「いやー・・・・」
「照れない照れない」
その様なたわいもない話をしているとボーイがお連れ様がいらっしゃいましたと案内してきた。
ロボス中将と奥方それに兄とリーファがやって来て両家共に挨拶をする。
「始めまして、ラザール・ロボスと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、パトリック・アッテンボローと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、マリーヤ・ロボスと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、アンナ・アッテンボローと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、シャルル・ロボスと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、キャサリン・アッテンボローと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、エーリカ・アッテンボローと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、ミリア・アッテンボローと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、ダスティー・アッテンボローと申します、この度はよろしくお願いいたします」
「始めまして、リーファ・ロボスと申します、この度はよろしくお願いいたします」
こうして家族の自己紹介が終わると話が始まった。
「ロボス中将は士官学校の校長だそうですが、現在の同盟軍の教育制度についてどう思いますかな」
いきなりパトリックが記者根性で聞いてきたが、アンナが黙らせた。
「貴方、今日は取材じゃないのよ」
「済まん」
「リーファさんは、お料理がお上手なんですってね」
ダスティーは何故それを知っているかのと言う顔をする。
「母さん、俺何も言ってないけど」
「キャゼルヌさんからご連絡があってね」
「中華が得意です、お母様」
リーファは完全に猫を被っている。
「リーファさん今度食べさせてよ」
「はい、お姉様」
和気藹々と話が弾む、特にシャルル・ロボスとミリア・アッテンボローが非常良い雰囲気になっていたのが印象的であった。
この日正式にリーファとダスティーの婚約が決まり、結婚はダスティーが23歳になる792年と決まった。それでだけはダスティーに対してリーファが譲歩したのである。
ダスティー・アッテンボロー年貢の納め時に成った日であった。
その後宇宙暦790年にリーファの兄シャルルとダスティーの姉ミ
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