62部分:第十話 登校その三
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ます。
「結婚とか夫婦だってそうじゃないかしら」
「かもね。何かちっちらしい話ね」
「私らしいかしら」
「ええ、真面目だから」
私は真面目な女の子で通っています。自覚はまあ一応はあります。
「そうした考え持ってるんなら大丈夫だと思うわよ」
「だといいけれど」
「ちっちだといい奥さんになれそうだしね」
「そうかしら」
「特に旦那さんが年下とかそうした頼りないタイプとかだったら」
「またそれ!?」
その話になるとまたかと思いました。だから私は年下の子には興味ないのに。
「似合うからね」
「似合わないわよ、どうしてそうなるのよ」
溜息混じりに反論しました。もう学校に向かって歩いていて黒門を越えたところです。
「年下年下って。しかも皆で」
「何なら天理中学校の男の子に声かけてみたら?」
「それやったら一発で問題じゃないっ」
冗談じゃありません、誰がそんなこと。
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