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おぢばにおかえり
61部分:第十話 登校その二
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「大学でも遊び人で。泣かした女の百や二百って」
「最悪ね、それって」
「他にもお酒にギャンブルにって。凄かったらしいのよ」
「そんな人が教会継いで大丈夫なの?」
 他の人のこととはいえ。これは流石に無視できませんでした。
「そんなので」
「今はなおったのよ」
 だそうです。
「結婚してからね。普通になったらしいけれど」
「若気の至りってやつかしら、それって」
「どうもそうらしいわ」
 それでも酷い話ですよね。話を聞く限り最低です。そうした遊び人や家族に暴力を振るうような人は大嫌いなんです。男の人は優しくないと駄目ですよね、やっぱり。
「それにね」
「まだ何かあるの」
「結構恐妻家なのよ」
「奥さんが怖いの」
「そうなの、家に行ったらいつも奥さんの言いなりで」
 あらま。そんな凄い人をそうさせる奥さんも凄いですけれど。
「随分大人しいわよ。実質的に将来は奥さんが会長さんになるわね」
「そんなに凄いの」
「奇麗な人だけれどやり手ね」
 彼女はこうも言います。

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