第1話 歴史
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が、また魔王化が進みだした。
気力でその魔王の本能を押さえつけ、どうしても辛くなった時は 過去の記憶を放映する魔法ビジョンを眺めながらヒララレモンを丸かじりを続けた。魔法ビジョンに頼らなかった理由は、『あの馬鹿がいなくても余裕だ。がはは!』 と意地になったから、らしい。あの馬鹿とは誰なのかまだ伝わっていない。
RA14年
□ 大怪獣の災害とマスク戦士
この年も大怪獣クエルプランは不規則に発生しては暴れまわるのを繰り返していたのだが、初めて光明が生まれた。あるカラーが目撃した情報によると、単身であの大怪獣に挑んでいる姿を見た、との事。それは赤いマスクに帽子……と一見で判る姿。クエルプランは微動だにしてなかったのだが、回数を重ねた神速の攻撃は 徐々にではあるが鈍い痛みをため込んでいたらしく、初めてクエルプランの悲鳴?雄叫び?を訊く事になる。だが、それは咆哮に近いものであり、空気を震わせ大砲の様に打ち出された為、周辺にあった町の半分が消し飛んだ。幸いにも避難していた為、被害は無かったが、それを見たマスク・ド・ゾロは直ぐに戦闘を止めて回避行動をとり、クエルプランも嫌なのが去った、と言わんばかりに姿を消した。
□ 悪魔との戦い
悪魔ネプラカスは、次第に成果らしきものを残し始めた? らしく上機嫌になりダークランスを突け狙い始めた。だが、ダークランスの実力を見誤っていたらしく、ただ暴走していた頃と違い、真の意味でユーリの教えを忠実に守り、修行に明け暮れていたあの直向きな少年の心が戻った今、宝剣グラムを最大化成長を得ており、悪魔ネプラカスはダークランスの成長に更に苛立ちを残すだけの結果となった。
□ 世界を覆う不安
鬼畜王戦争から4年。
全世界を揺るがすような事件こそは起きてないが、魔王の存在、現れた大怪獣。
ピンチのヒーローの話題も徐々に失われつつあり、希望の灯が小さく感じられ続け、誰もがそろそろ何か大きな災いが起きるのではないか……という不安を抱えていた。
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