猫娘と雄英体育祭編
NO.018 雄英体育祭に向けて
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としている時だった。
「緑谷ガール!!」
そこにオールマイトが姿を現してきた。
手にはお弁当の包みが握られていて、
「一緒に、ごはん食べよう?」
ギャップがあり過ぎる姿にお茶子は思わず「乙女やー!」と叫んでいたり。
出久はそれでオールマイトについていったのだけど、それをたまたま見ていた轟が少し考え込むように見ていた。
「(緑谷はオールマイトのお気に入りか何かか……? 家族か親族って訳でもないしな。個性も全然違うしな……。だけど……それなら緑谷にも勝たないといけないかもな。親父を見返すために……)」
轟はそれで少し考えを巡らせていた。
主に現状知っているクラスメート達の個性の把握など。
特に出久に関しては自分でもおかしいと思うくらいには調べていた。
「(あの巨大化猫はリスクが高いらしいのは気絶したのからあきらかだ。だからおいそれと使えねぇだろ……あれを使われたら俺ももしかしたら負けるかもしれねぇからな)」
と、轟は考えを巡らせていたのであった。
とある部屋で一緒に食事を摂っていた出久とオールマイトはというと、
「しかし、やはり君の個性はすごいものがあるな。巨大化の猫の時限定だけど私と同等の力を振るえるのは凄い事実だ」
「あはは……でも5分くらいしか持ちませんし、その後もエンプティしてしまって個性が半日以上は使い物にならなくなってしまいますから雄英体育祭には多分実践投入は難しいと思います」
「そうか……だが、代わりに今の状態でもワン・フォー・オールのフルカウル状態の上限が上がったんじゃないかね?」
「…………よくわかりましたね。はい、今までは10%だったのが巨大猫化してから力が活性化したのか15%まで引き出せるようになりました」
思いがけない成長にオールマイトは満足そうにしながらも、
「わかった。それでは雄英体育祭では頑張りたまえ。なにやら麗日ガールと飯田少年と話をして意欲はすでに高まっているようだからな」
「はい。みんなは考えは違えど必死にヒーローになろうと頑張っているのに、僕だけやる気を出さないのは恥ずかしいと思いまして……」
「うんうん。いいと思うよ。ここだけの話だがね………私がヒーローとして活躍できる期限はもう残り少ない」
「ッ!」
そのオールマイトの告白に出久は顔を辛そうに歪ませる。
「だからな………君は私の力を継いだ以上は目指さないといけない。雄英体育祭、またとない機会だ。『君が来た!』って事を世の中に知らしめてほしい」
「!!」
出久はそれで気持ちを高ぶらせた。
オールマイトはそれで『ニィッ』と笑みを浮かべて、
「なぁに。今の君なら十分トップに入れる力を持っている。自信を持ちなさい」
「はい!」
そ
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