58部分:第九話 座りづとめその六
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脱いだらさ」
その男の子は私に言います。確かに靴の分だけ背が大きくなっていましたけれど。それでも別にシークレットシューズでもないですし変わらない筈なんですけれど。
「すっごく小さくなったなあって」
「そんなことあるわけないじゃない」
その子に言い返します。
「靴は別に何もしていないわよ」
「靴は?」
「ええ、靴はね」
本当のことなんでそう答えました。
「だって。かえって歩きづらいし」
「歩きづらいねえ」
「ああした上げ底とかの靴って結構大変なのよ」
だから私は好きじゃないです。ちょっとつまづいたらそれで足をぐねったりして大変なことになるからです。だから私は靴は普通の靴にしています。
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