異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第7話
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よ?」
「フフ、褒め言葉として受け取っておきます。」
(ク、クロスベルの皇帝どころか皇妃様達とまで面会する事になるなんて……!)
(ルイーネ皇妃……先程の話にあった”六銃士”の一人ですか……先程の”六銃士”のそれぞれの特徴を考えると、謀略に長けたその人物がある意味”六銃士”の中で最も厄介と思われる人物のようですが……)
(それともう一人はあのカイエン公のご息女で、しかも二人の会話からするとその人物は元エレボニア帝国の領土の”総督”を務めているようだが………一体どのような人物だ……?)
(ふふ、”まさに鬼が出るか蛇が出るか”、ですわね。(……少々厄介な事になりましたわね。そのユーディット皇妃という人物がクロワール叔父様のご息女ならば、当然”ユーディット皇妃の従妹であるこちらの世界の私とも面識がある”でしょうし………))
ミシェルとエリィの会話を聞いていたユウナは驚き、アルティナとクルトの疑問に苦笑しながら小声で答えたミュゼは困った表情で考え込んでいた。そしてエレベーターは33階に到着し、ミシェル達はクロスベル皇帝達が待機している部屋の前に到着し、部屋の前に到着したエリィは扉をノックした。
〜33F・応接室〜
「―――エリィです。ミシェルさん達をお連れしました。」
「ご苦労。客人達と共に入って来てくれ。」
「―――失礼します。」
部屋の中にいる人物の許可を聞いたエリィは扉を開けてミシェル達と共に部屋に入った。
(あ…………)
(あの3人が異なる世界のクロスベルの皇族の………)
それぞれソファーに座っている金髪の男性、蒼髪の女性、金髪の女性を見たユウナは呆け、クルトは興味ありげな表情で3人を見つめた。
「あら?貴女は………」
「?どうかしたのかしら、ユーディットさん。」
一方金髪の女性はミシェル達の中にいるミュゼを見つけると目を丸くし、金髪の女性の様子を不思議に思った蒼髪の女性は金髪の女性に訊ね
「………………」
「………後で説明致します。」
自分の事を黙っていて欲しい事を伝えるかのように静かな表情で口元に指を当てて自分を見つめて軽く会釈をしたミュゼの行動を見た金髪の女性は少しの間考え込んだ後答えを誤魔化した。
「ほう………?遊撃士協会からクロスベルにとって無視できない話が聞けると聞いていたが………まさか、件の話―――”1年半前のクロスベル動乱をも超える大事件の予兆”とやらがエレボニアも関係していて、しかもその大事件が”並行世界の未来”で起こっていたとはな。」
「へ…………」
「な――――」
「ええっ!?へ、”並行世界の未来”という事はまさか今目の前にいるユウナちゃん達は……!」
「……
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