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ABULHOOL IN ACCELWORID
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当分忘れられそうにない。






俺は暗い場所にいた。

「ナツ?」

近くにナツがいた。

「母さん?」

母さんもいた。

二人がこちらを見ていた。

だけどその目には何も写ってなかった。

やがてクルリと向こうを向き、二人は歩きだした。

「待って!どこ行くんだよ!?」

二人を追おうとした。

だけど…

どぷん…

足が何かに呑まれた。

その粘性の何かは俺の足を絡めとる。

「待って!行かないで!」

二人に手を伸ばそうとした。

でも、伸ばす腕なんてなかった。

二人が再びこちらを見た。

その目には疎ましさがあった。

そして二人は歩き出した。

「待ってよ!いかないでよ!」

待って…!

「見捨てないで!ボクを見捨てないでよ!」

なんで…なんでだよ!

「ボクの腕が無いから!?だからボクを見捨てるの!?」

まってよっ!

「おねがいだよ…ボクを…」

おいていかないでよ…

途方にくれて空を見た。

あぁ…もしも…ぼくに腕の代わりがあったら…

そう…例えば翼があれば…

そしたら二人を追っかけて、隣に立てるのに…

腕がなくても…羽があったなら…

《それが、君の望みか?》
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