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ロボスの娘で行ってみよう!
第24話 ケ號作戦
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イゼルローン要塞では第三次ティアマト会戦で叛徒共を撃破した為にお祝いムードで過ごしていたが、この日アルレスハイム星域方面で一万隻近い艦隊が遊弋している兆候が発見され、一気に臨戦態勢に移行した。全将兵が固唾を飲んでいる中で、カプチェランカの南極付近にシャトルが次々に降下してきた。

「おーい、味方が来たぞー!」
「ヴァーンシャッフェ、直ぐさま将兵の搭乗を行え」
「はっ」

「シェーンコップは私と殿だ」
「連隊長とデートですか、此は又色っぽくないですな」
「ふ」

シャトルは次々に人員を回収していたが、ブリザードの影響でカプチェランカの帝国軍も完全に気がつかずにいる。

「良し、最後だな」
「連隊長、行きますか」
「ああ、どうしようもない所だったが此処を離れるとなると感無量だな」

リューネブルクとシェーンコップを乗せた最後のシャトルが上昇し巡航艦トネにドッキングして早急にダゴン方面へと撤退していく、最終的に残存2万人の回収は無事成功し損害も全く無く終わった。

巡航艦トネに乗り込んだリューネブルク達はそれほど大きくない食堂で食事をしながら話し合っていた。

「連隊長、死地を脱しましたな」
「そうだな、今だから言うが、あの時点で我々は見捨てられると思っていたがな」
「しかし、こうして立派に足がありますからな」

「何でも聞いた話では統合作戦本部の大尉が強行に今回の作戦を推したそうですよ」
「リンツ、それは本当か?」
「自分も、艦長から聞いただけですから」

「ふ、本当だとすれば、同盟軍にも話の判る人物がいるようだな」
「逢ってみたいですな、我々の命の恩人とやらに」
「そうだな、何れは逢える気がするな」


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